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岩波現代文庫
孤獨の人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006022013
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「殿下がね。貴様のこと、どんな奴だって聞いてたよ…友達を増やしたいって言うんだ」―学習院中等科以来十年、今上天皇(当時皇太子)と学友だった著者が、孤独の人、皇太子に青春を与えよという熱い思いをもって、学習院高等科を舞台に描いた学園青春小説。一九五六年に発表すると国会で取り上げられたり映画化もされるなど、当時大きな反響をよんだ。三島由紀夫が序を寄せる。

著者等紹介

藤島泰輔[フジシマタイスケ]
1933‐97年。東京生まれ。初等科から大学まで学習院。1955年、東京新聞入社、翌年「孤獨の人」で作家デビュー。のちに退社し、作家・評論家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

10
筆者は今の天皇の皇太子時代、学習院でのご学友である。本書は学習院高等科を舞台とした実録小説であり「宮」の孤獨を描いてる。2012/06/02

田中峰和

4
今話題のジャニーズ事務所のメリー元社長の夫藤島泰輔の作品ということで読んでみた。藤島は初等科から学習院で学び、明仁上皇の学友の一人だったが、その時の体験を脚色した作品といえる。当時皇太子であった明仁は天皇の人間宣言で一般人とも仲良くすることが求められ、本人も友人を求めたが、侍従などの取り巻きはそれを許さない。主人公吉彦の視点から、当時の学習院の雰囲気、皇太子の人となりが描かれる。閉鎖的な男子校では、同性愛傾向も色濃く残っており、吉彦もバイセクシャルだった。「太陽の季節」芥川賞を受賞した2年後の作品。2023/09/16

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