内容説明
「バッカヤロ!」―石屋の三代目・寺内貫太郎のどなり声が今日も響く。気が短く親にも子にも容赦はないが、情厚く涙もろい男でもある。自分の不注意で一生のケガを負わせた娘静江の幸せを何より願うも、ある日娘が連れてきたのは子連れの三十男。貫太郎の怒り炸裂!その顛末は?しっかり者の妻里子、調子のいい浪人生である息子周平、嫌がらせが生きがいの母きん、けなげなお手伝いのミヨ子など、さまざまな人物が繰り広げる笑いと涙の人気ドラマ。
著者等紹介
向田邦子[ムコウダクニコ]
1929‐81年。東京生まれ。実践女子専門学校卒業後、映画雑誌記者を経て、脚本家として活躍。初エッセイ集『父の詫び状』で、作家としても人々を魅了。80年直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
6
おもしろすぎる! 伝説のドラマ『寺内貫太郎一家』を、結局は断片の印象でしか知らなかったことを思い知らされた。例えば、『寺貫』と言えば、卓袱台を挟んだケンカシーンやばあちゃんの「ジュリー!」絶叫シーンなどに代表される、どこかコントのような、バラエティのようなドラマというイメージがあって、それはひとえに久世光彦の演出のたまものであると思い込んでいたけれど、なんのなんの、そのギャグやナンセンスな展開は、すべて向田邦子のシナリオにあったのだという事実。それでいて、人情ものとしての泣かせのセリフもバッチリとある。2010/01/05
ツキノ
5
DVDでドラマを観つつ、時間をかけて読む。実際の演技と読み比べしてみたりしておもしろかった。39話すべてが載っていないのがおしい!しかし息子はなににしても「オレいやだよ!」といい、娘は親の思惑通りにはいかない恋愛をし…家族にはいろんな事件がある。それにしてもきんばあさんが秀逸!ドラマはまだ全部観おわっていないので、つづきがたのしみ。2012/01/01
玲
2
昭和の父親強権一家ってこんなだったのか、と驚くことのほうが多い家族のさま。妻が殴られ息子が食ってかかり、年寄りが食卓を汚し、娘の結婚は簡単に許さない。乱暴な言い方をすればこうもなってしまうのに、寺内貫太郎一家はそんな一面の一方でとても温かいのだ。家族でない者が絡んでくることでそれが更に浮き彫りになるところがうまい。家族形態が大きく変容したいま、民俗学のサンプルを見るように感心してしまいながらも、所々感動して涙が滲んでくる。こんな家もちょっといいな、と。2012/12/20
ミントン
0
お母さんが静江をシーちゃんとよぶのが、とても好き。全部の話のシナリオが読みたい!ドラマも小説も大好き。2023/05/17
柏原亜衣
0
久しぶりに号泣した。 こんな人情のあるお話しに出会えてよかったと 心から感動しました。 向田さんは素晴らしい。 登場人物みんな好きです。 美代子さんが歌う歌も大好き。2021/12/20
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