岩波現代文庫<br> 島崎藤村

岩波現代文庫
島崎藤村

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006020422
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

自然主義文学の巨星藤村は「家」と「血」の宿命をいかに芸術に浄化しえたか.不倫の告白『新生』の偽善を裁き,『破戒』『家』等の成立の契機を私生活に探る本書は,「作家論」の典型を成した,戦後文学評論の原点である.

内容説明

抒情詩人にして自然主義文学の立役者島崎藤村は「家」と「血」の陰鬱な宿命をいかに芸術として浄化しえたのか。著者は探偵的手法をもって、藤村の実生活を検証し、告白小説『新生』の偽善性を白日のもとにさらした。他に『破戒』『春』『家』など、自伝的文学の軌跡と精神の諸相を探った本書は、作家論の一つの典型を成した記念碑的著作である。

目次

藤村の生涯
破戒


新生
晩年の藤村
ふたりのすがた
わたくしごと
藤村の新資料
藤村の文体

著者等紹介

平野謙[ヒラノケン]
1907‐78年。京都市生まれ。評論家。本名朗(あきら)。東京大学文学部卒。46年、雑誌『近代文学』の創刊に加わり、芸術と実生活、政治と文学の問題を中心に戦後の文芸批評、作家論の指針を成した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

11
1975.1960.1747以来。 P233 (解説)関川夏央。『「切実な自己実現」としての文芸評論』。 藤枝静男(=勝見次郎=本名)に旧友本多秋五から1945手紙。平野謙らと「近代文学」する。天竜川で医業の藤沢。38歳と37歳、3人。感激。近代文学。山室静、埴谷雄高、荒正人、佐々木基一、小田切秀雄の7人。M20 「文学界」 T01 「白樺」 S20代 「近代文学」 島崎藤村、おしつけがましい、気味が悪い。1905『破戒』書くために、(1)三人の娘を餓死させた。(2)続く前妻の死。2010/03/28

miunac

1
再読。初読は数十年前であろう。初読時とは違う感想を持ったことのみ記しておく。詳細はこんなスペースに書けるものではない。私は時に、文学に救われた、と思い、だから文学を読み続けているのだが、私はまたしても文学に救われたようだ。2021/02/17

yoyogi kazuo

0
「新生」論が圧巻。ミステリー小説のように、この長編小説執筆の裏に隠された著者の動機、心理を執拗に分析していく。芥川や志賀直哉から名指しで嫌悪の対象にされた島崎藤村という人物の持つ宿業としかいえないようなものを、鋭利なメスのような手つきで暴き出す論者の執念を感じる。「新生」とセットで読むべき熱い論考。2020/02/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/394222
  • ご注意事項

最近チェックした商品