出版社内容情報
繁栄を極めた経済大国がなぜ衰退の道を歩むのか──国家にも生命力あふれた成長の時代もあれば、老化し衰退する時代もある。この視点から国際経済学・比較経済史の碩学が、リーダーシップを持った国、持とうとして果たせなかった国々の変遷を五〇〇年に亘って分析。現代を考える際にも示唆に富む考察。(解説=岩本武和)
内容説明
繁栄を極めた経済大国がなぜ衰退の道を歩むのか―人間の一生に似て国家にも生命力あふれた成長の時代もあれば、老化し衰退する時代もある。国際経済学・比較経済史の碩学が、リーダーシップを持った国、持とうとして果たせなかった国々の変遷を五〇〇年にわたって分析。下巻ではイギリス、ドイツ、アメリカ、日本を扱ったのち、国家のライフ・サイクルとは何かを考える。
目次
第8章 イギリス―古典的なケース(古典的なケース;一七世紀 ほか)
第9章 ドイツ―遅れてきた国(イギリスを追い抜くこと;モザイク的なドイツ ほか)
第10章 アメリカ(生産性;貯蓄 ほか)
第11章 出番を待つ日本?(第一次世界大戦以前;一九二〇年代 ほか)
第12章 結論(国家のライフ・サイクル;貿易、工業、金融 ほか)
著者等紹介
キンドルバーガー,チャールズ・P.[キンドルバーガー,チャールズP.] [Kindleberger,Charles P.]
1910‐2003。ペンシルバニア大学卒、コロンビア大学大学院で博士号取得。ニューヨーク連銀、国際決済銀行、アメリカ国務省などを経て、マサチューセッツ工科大学教授
中島健二[ナカシマケンジ]
1960年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。1993年金沢大学助教授、2004年同教授、2020退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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