出版社内容情報
繁栄を極めた経済大国がなぜ衰退の道を歩むのか──国家にも生命力あふれた成長の時代もあれば、老化し衰退する時代もある。この視点から国際経済学・比較経済史の碩学が、リーダーシップを持った国、持とうとして果たせなかった国々の変遷を五〇〇年に亘って分析。現代を考える際にも示唆に富む考察。(解説=岩本武和)
内容説明
繁栄を極めた経済大国がなぜ衰退の道を歩むのか―人間の一生に似て国家にも生命力あふれた成長の時代もあれば、老化し衰退する時代もある。国際経済学・比較経済史の碩学が、リーダーシップを持った国、持とうとして果たせなかった国々の変遷を五〇〇年にわたって分析。上巻では、本書の分析の枠組みを示した後、イタリア諸都市国家、ポルトガル・スペイン、オランダ・フランドル、フランスを扱う。
目次
第1章 序
第2章 国家のライフ・サイクル
第3章 首位の継起
第4章 イタリアの諸都市国家
第5章 ポルトガル、スペイン
第6章 低地諸国
第7章 フランス―永遠の挑戦者
著者等紹介
キンドルバーガー,チャールズ・P.[キンドルバーガー,チャールズP.] [Kindleberger,Charles P.]
1910‐2003。ペンシルバニア大学卒、コロンビア大学大学院で博士号取得。ニューヨーク連銀、国際決済銀行、アメリカ国務省などを経て、マサチューセッツ工科大学教授
中島健二[ナカシマケンジ]
1960年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。1993年金沢大学助教授、2004年同教授、2020退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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