岩波現代文庫<br> 東北学/忘れられた東北

個数:

岩波現代文庫
東北学/忘れられた東北

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月02日 01時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 388p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006004682
  • NDC分類 291.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「東北はやがて、ある特権的な知の闘いの現場と化してゆくに違いない」。柳田国男の限界を乗りこえ、「ひとつの日本」という呪縛をほどく手がかりをえるために、一九九二年より東北の地を拠点としてはじまった野辺歩き。その驚きと喜びに満ちた紀行、考察にして、「東北学」という方法のマニフェストともなった、記念碑的著作。

内容説明

「弧状なす列島の歴史を、たったひとつの物差しで裁断できると無邪気に信じられた時代に、訣れを告げなければならない」―柳田国男の限界を乗り越え、「ひとつの日本」という呪縛をほどく手がかりをえるために、一九九二年より東北の地を拠点としてはじまった野辺歩き。驚きと喜びに満ちた旅から「いくつもの東北」が姿を現し、日本文化像の転換を迫る。「東北学」を掲げ画期をなした著作の、増補決定版。

目次

プロローグ 東北へ/東北から
歴史を笑え、と幼い詩人に祖父は教えた
サイの河原に、早池峰を仰ぐ児らがいた
ナマハゲの鬼は男鹿の山から来た、という
日時計の向こうに、縄文の夕陽が沈んだ
大同二年に、窟の奥で悪路王は死んだ
その晩、鮭の大助は月光川をのぼる
山に生かされた者らよ、と石の環が囁く
鉱山で、山の神の代官たちが福音を説いた
ネブタ囃しに、遠く異族の血が燃えて騒ぐ
不意に、埋もれた記憶が黄昏の底に甦る
北からの呼び声に、いま岩谷の扉が開かれる
箕を携えた姫が、大同の庭に降り立った
さらば芭蕉、と囁きかける川風を聴いた
雪の野づらに、木地屋の夢が紡がれる
たちのぼる煙の下に、山の人生が転がっていた
なめとこ山の夜、熊たちの祭りがはじまる
断章 呟きの声、とりあえずの終わりに
エピローグ あすの東北学のために
増補1 幻像としての常民
増補2 山師の子どもはやがて、山に還る
増補3 巫女になった夜に
増補4 樹をあるく旅から―タブの杜を訪ねて
増補5 旅と聞き書き、そして東北学

著者等紹介

赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。学習院大学教授。東北学を提唱し、1999年に雑誌『東北学』を創刊。岩波現代文庫に『岡本太郎の見た日本』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てん06

15
東北学という学問のジャンルを提唱し、東北各地への訪問、聞き書きからの考察をまとめたもの。民俗学しかも東北の、というと柳田国男が思い浮かぶが、柳田の考察の前提を疑い、新たな東北に対する見方を作り上げつつある。稲作を起点にした日本の文化の考え方や、芭蕉のものの見方に疑問を投げかけ、またアイヌとの関連などをフィールドワークから考察する。対象とする「東北」は広大であるため、全地域を網羅したものではないが、従来の日本文化の考え方に一石を投じるものであろう。2023/09/25

MrO

2
続いて、宮本常一さんの日本文化の形成を読もう 2024/05/03

kentaro mori

2
「なんだ、東北はまだ植民地だったのか」 原発からの電気供給だけでなく、食糧供給のために稲作への転換を強いられた東北の歴史があった。志賀理江子「さばかれえぬ私へ」展に感化されて一気に読んだ。2023/06/23

MrO

1
いつもながら、刺激的2025/03/30

yokkoishotaro

1
仏教以前というのがとても面白い観点だった。見方が変わった。2024/07/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21306253
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品