出版社内容情報
セクシュアリティをはじめとし、近代社会において私的領域の深奥に秘匿されてきた事柄の政治性を鋭く分析する本書は、あらかじめ定められた物語を攪乱し、語りえぬものに声を与える政治と倫理の新たな地平を切り拓いた。精緻な理論でフェミニズム批評の最前線を走りつづけた著者の代表作、待望の文庫化。(解説=新田啓子)
内容説明
「わたしたちは集合的な物語―“言語”と呼ばれたり“法”と呼ばれるもの―と、まったくかけ離れた個別的な物語を語ることはできない」。セクシュアリティをはじめとし、私的領域の深奥に秘匿されてきた事柄を鋭く分析する本書は、境界を撹乱し、「語りえぬもの」に声を与える政治と倫理の新たな地平を切り拓いた。精緻な理論でフェミニズム批評を牽引しつづけた著者の代表作。
目次
序 「愛」について「語る」ということ
第1章 “ヘテロ”セクシズムの系譜―近代社会とセクシュアリティ
第2章 愛について―エロスの不可能性
第3章 あなたを忘れない―性の制度の脱‐再生産
第4章 アイデンティティの倫理―差異と平等の政治的パラドックスのなかで
第5章 “普遍”ではなく“正義”を―翻訳の残余が求めるもの
著者等紹介
竹村和子[タケムラカズコ]
1954年生まれ、2011年逝去。元お茶の水女子大学大学院教授。お茶の水女子大学大学院修士課程修了、筑波大学博士課程退学。博士(人文科学)。専門は英語圏文学、批評理論、フェミニズム/セクシュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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