岩波現代文庫<br> 完本 中国再考―領域・民族・文化

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岩波現代文庫
完本 中国再考―領域・民族・文化

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006004392
  • NDC分類 222.004
  • Cコード C0122

出版社内容情報

古代中国の天下観はいかにして現代中国の世界観へと転じたのか。中国内部での国としてのアイデンティティをめぐる多様な議論を歴史的に考察し、中国人の民族的感情の淵源を探って好評を博したオリジナル版現代文庫に、「民族」をめぐる論文と、これまでの研究を総括する論文を増補した完本版。二〇一四年アジア・太平洋賞受賞。

内容説明

古代中国の天下観はいかにして現代中国の世界観へと転じたのか。中国内部での国としてのアイデンティティをめぐる多様な議論を歴史的に考察し、中国人の民族的感情の淵源を探って好評を博したオリジナル版現代文庫に、「民族」をめぐる論文と、これまでの研究を総括する講演録を増補した完本版。二〇一四年アジア・太平洋賞大賞受賞作。

目次

序章 「中国」の歴史的成り立ちとアイデンティティの混迷
第1章 世界観―古代中国の「天下」から現代世界の「万国」へ
第2章 国境―「中国」の領域についての議論
第3章 「中華民族」の由来―二十世紀上半期の中国知識界の曲折
第4章 歴史―長期的に中国文化を考える
第5章 周辺―十六、十七世紀以来の中国、朝鮮、日本の相互認識
第6章 現実―中国と西側の文化の相違は衝突に到るか
終章 「何が中国か?」の思想史―論じられた三つの時代

著者等紹介

葛兆光[カツチョウコウ]
1950年上海市生まれ。北京大学大学院中国古典文献学専攻修了。清華大学歴史系教授、復旦大学文史研究院院長などを歴任。現在、復旦大学歴史系特聘資深教授

辻康吾[ツジコウゴ]
1934年東京生まれ。東京外国語大学中国語学科、立教大学法学部卒業。毎日新聞記者、東海大学・獨協大学教授を歴任。現代中国資料研究会代表

永田小絵[ナガタサエ]
元獨協大学国際教養学部准教授。会議通訳者・翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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崩紫サロメ

25
『宅茲中国』著者による「何が中国なのか?」という論集。中国を歴史的に形成された複合的な存在として捉え、その領域も内容も常に移り変わっているとする。そして、伝統国家から近代国家への転換がかなり特殊で困難であったがゆえに、近代国家であり天下の帝国としての複雑な性格を持つ国家となり、様々なトラブルに直面しているとする。また近年台頭しつつある安易な「伝統ブーム」「国学ブーム」が精神的な焦りから浅薄な自己中心主義に陥っていることを憂慮している点にも着目したい。2022/06/09

kotatsu_ofutwun

3
中国の著名な歴史学者による中国論。 著者によると、「中国」とは何か、という問いが重要となったタイミングは歴史上で3回あるという。①澶淵の盟締結後の北宋、②日清戦争敗北後の清〜辛亥革命期、③現代、の3回である。 ①については、漢・唐帝国の時代は中華王朝と周辺諸国の力差は歴然で、中華王朝の世界観は天下があまねく広がり、威光に照らされてない周辺諸国がうっすら存在するというものだった。それに対し澶淵の盟以降の北宋は諸国の中の一国に過ぎないという現実の下で「中国」とは何かという再定義が重要となった(続) 2022/02/15

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