岩波現代文庫<br> 墓標なき草原〈下〉

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岩波現代文庫
墓標なき草原〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 408p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006003951
  • NDC分類 222.6
  • Cコード C0122

出版社内容情報

体験者の証言,同時代資料,国内外の研究を渉猟し明らかにした,隠蔽されたままの過去.解説=藤原作弥

第?部 根元から紅い延安派
 第7章 モンゴル人を殺して,モンゴル族の人心を得る――延安派に嫁いだオルドス・モンゴル人女性奇琳花
 第8章 「モンゴル人虐殺は正しかった」――所詮は「地方民族主義者」にすぎぬ「延安派」オーノス
 第9章 「モンゴル人がいくら死んでも,埋める場所はある」――大沙漠に散った延安派幹部アムルリングイ

第?部 トゥク悲史――小さな人民公社での大量虐殺
 第10章 「文明人」が作った巨大な処刑場――トゥク人民公社の元書記ハスビリクトの経験
 第11章 「中国ではモンゴル人の命ほど軽いものはない」――家族全員を失ったチムスレン
 第12章 「モンゴル人が死ねば,食糧の節約になる」――革命委員会主任エルデニの回想
 終 章 スケープゴートもモンゴル人でなければならない――息子が語る「抗日作家」の父ウラーンバガナ
 視 座 ジェノサイドとしての中国文化大革命

おわりに――オリンピック・イヤーの「中国文化大革命」
解 説(藤原作弥)
内モンゴル自治区文化大革命年表
参考文献
人名索引


【上巻目次】

人物紹介・重要歴史事項・地図

はじめに――内モンゴルの文化大革命に至る道

 序 章 「社会主義中国は,貧しい人々の味方」――中国共産党を信じた牧畜民バイワル

第?部 「日本刀をぶら下げた連中」
 第1章 日本から学んだモンゴル人の共産主義思想―― 一高生トブシン,毛澤東の百花斉放に散る
 第2章 「亡国の輩になりたくなかった」――満洲建国大学のトグスの夢
 第3章 「モンゴル族は中国の奴隷にすぎない」――「内モンゴルのシンドラー」,ジュテークチ

第?部 ジュニアたちの造反
 第4章 「動物園」の烽火――師範学院のモンゴル人造反派ハラフー
 第5章 陰謀の集大成としての文化大革命――師範大学名誉教授リンセの経験
 第6章 漢人農民が完成させた「光栄な殺戮」――草原の造反派フレルバートル

楊 海英[ヨウ カイエイ]
著・文・その他

感想・レビュー

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kenitirokikuti

7
図書館にて。なるほど、やはり著者の楊海英氏はパンピーではないだろうと思ってたが、延安に近いオルドス地域のモンゴル人たちには共産党に加わっていた者がおり、著者の叔父はそうした延安派であった。初めは満州の帝国陸軍に近かった対日協力者を粛清するのに利用され、文革では用済みになり彼らが粛清されてゆく。2021/09/11

sa10b52

0
上巻に続いて、文化大革命期の内モンゴルの悲惨さといったら目をつぶりたくなる。その頃は漢人にも苦しさがあったとは思うが、それが他の民族を拷問・虐殺する正義を与えはしないというのは筆者の言う通り。モンゴル人の諸派もそれぞれ中国共産党の手のひらに踊らされ、結局皆失脚なり命を失う形で結末を迎えた。PRC建国期からの連続性という意味では日本も歴史の一端を担っている。我々にできることはこの歴史を知り、中共がどういうものかをきちんと見極めるということだろう。別の場所で類似した事象も現在進行系である。2024/12/10

ozmaax

0
驚きと嘆き2019/01/28

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