岩波現代文庫 〈物語と日本人の心〉コレクション 4<br> 神話の心理学―現代人の生き方のヒント

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岩波現代文庫 〈物語と日本人の心〉コレクション 4
神話の心理学―現代人の生き方のヒント

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006003470
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0111

内容説明

神話の中には、生きるための深い知恵が詰まっている!生き方の選択肢が増え、物質的に豊かになった現代、それに対応する心の豊かさ、心の知恵を磨くために神話が役に立つのではないか。思春期の悩み、男女の恋愛、親と子の葛藤など誰もが直面する人生の問題について、ギリシャ神話、古代オリエントの神話、アメリカ先住民の神話、日本神話など世界の様々な神話の中にヒントを読み解いていく「神々の処方箋」。

目次

第1章 不安や孤独の原因
第2章 ことのはじまり
第3章 「男と女」の深層
第4章 親子に横たわる葛藤
第5章 生きた知恵
第6章 無意識の真実

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年兵庫県生まれ。京都大学理学部卒業。1962年よりユング研究所に留学、ユング派分析家の資格取得。京都大学教授、国際日本文化研究センター所長、文化庁長官を歴任。2007年7月逝去

河合俊雄[カワイトシオ]
1957年奈良県生まれ。京都大学教育学研究科博士課程中退。チューリッヒ大学(Ph.D.)。ユング派分析家資格取得。現在、京都大学こころの未来研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルピニア

28
「はじめに」で河合氏は、物語を読むのに人間全体の力が要る。(中略)ここに述べているのは「私の読み」。読者はそれをヒントに自分の読みを見出し、自分の生き方について考えてくださるといいと思う。と述べている。神話は人が生き、成長していく過程で出会う問題に対する普遍的な示唆を含んでいる。普遍的ということは、誰のどんな状況にもあてはまり、その人の読み取り方でヒントを与えてくれるということ。生活の中に神話が入り込んでいた頃、神話は思春期にふと思い出すようなあるいは無意識になぞっているような存在だったのだろう。2017/01/18

ぺったらぺたら子 

21
なんだか妙に「ふわっ」とした本で、一般的な読者向けに書かれた軽い教養書なのかもしれない。一貫した著者の主張や論理なんだれども、神話の解説も軽いコメントというのかほとんど感想に近い感じでサッと流していく。読みやすいのだけど、ちょっと物足りなかった。副題が「現代人の生き方のヒント」というくらいなので、そういう本なのだろう。神話の入り口としては楽しく読めた。神話は苦手でろくに読まずにいたので、これからもっと読んでいきたい。2023/09/24

呼戯人

15
人間の心が持つ神話産生機能に着目した神話と心の働きを分析した本。言葉遣いは優しいが内容は非常に難しい。人類は5万年ほど前から神話をしきりに作ってきたが、その中に現代における人間の心の働きを自覚するのに適した神話がたくさんある。ことのはじまり、男と女の深層、親子の葛藤、生きた智恵などに関する神話分析を通じて現代人も直面する様々な人生の課題に応えようとする試み。河合隼雄の本は現代における知恵の汲めども尽きぬ源泉である。2016/12/18

roughfractus02

13
「なぜ」この世界は、私たちは存在するのか?科学がこの存在論的問いを「どのように」という存在的問いに変えざるを得ないのは、「なぜ」という問いには存在の外から答える必要があるからだ。著者はこの問いに答えてきた神話が、科学と意識からなる自我(Ich)中心の現代に、無意識の中に潜んでいると考える。成長と自立を示す親殺し、他の生命を食べて生きることですでに悪を内包する人間に関する神話を語る著者は、意識と無意識をを包括する自己(Selbst)の中にある自らの影との関係を示す神話に、古来からの生き方の知恵の宝庫を見る。2022/12/17

マーシー

8
俺は今まで何をやっていたんだろうか。家族が嫌だと言いながらも家族に甘えている自分がいる。携帯代ですらも。俺は甘えという言葉が嫌いだ。その甘えという言葉は他人から発せられると多くの人を無為に無想像に傷つけるからだ。でも、自分の中から出てきた甘えについては、自分で甘えだと思った事柄については、逃げちゃダメだと思う。自分の中のオイディプスを認知し、自立へと向かう勇気を持ちたい。2017/02/19

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