内容説明
ヨーロッパ近代に思想的な新たな地平を切り開いたデカルト。『方法序説』のテキストに即しながら、このあまりにも有名な著作が今日までどのように読まれてきたのか、また現代思想とどのようにかかわるのかを講じる。『方法序説』の思索のプロセスとその背景を追究し、デカルト思想の全体像を平明に読み解いてゆく入門書の決定版。図版多数収録。
目次
第1章 デカルトの生涯と『方法序説』
第2章 『方法序説』の読まれ方、魅力
第3章 書物の学問を捨てて、旅に出る…
第4章 学問の方法と生き方のモラル―炉部屋の思索
第5章 コギト、二元論、自然
第6章 『方法序説』と現代哲学
著者等紹介
谷川多佳子[タニガワタカコ]
1948年東京生まれ。フランス近代哲学を専攻。パリ第一大学哲学博士・文学博士。筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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