岩波現代文庫
ヒロシマを生き抜く〈上〉―精神史的考察

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 420p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006002268
  • NDC分類 369.37
  • Cコード C0136

内容説明

精神科医であり研究者として来日していた著者は、被爆後十七年の広島で、広範にわたる被爆者へのインタビュー調査を行なった。対象は、無差別に抽出した市民に加え、学者・医者・運動家など七十余名。被爆時の体験、原爆で負った障害、見えざる放射能の恐怖、生き残ったことの罪意識…。人類への最大の破壊行為の影響を、被爆者の言葉から丹念に分析し、その精神的側面に初めて光をあてた記念碑的著作。

目次

第1章 広島
第2章 被爆体験
第3章 見えざる破壊
第4章 原爆症
第5章 原爆を受けた人
第6章 原爆運動の指導者たち

著者等紹介

リフトン,ロバート・J.[リフトン,ロバートJ.][Lifton,Robert Jay]
1926年、ニューヨーク生まれ。精神科医。ハーバード大学、イェール大学を経て、現在、ニューヨーク市立大学名誉教授、ハーバード大学医学部精神科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

6
1962年に心理学者であり医師である著者を中心としたチームによって行われた被爆者への聞き取り調査をまとめたもの。敗戦後17年経っても生々しく深みのある証言の数々に、時間を忘れて読み耽ってしまう。原爆が日本社会にもたらした病理についても丁寧な考察が行われ、311後の現在においても読むべきある種の普遍性を感じさせる名著である。2017/07/01

misman

1
とても丁寧に書かれた本です。被爆者の方々の、心の揺れ動きを切に感じました。最終的に下巻をどうまとめるのか気になります。2015/08/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/633226
  • ご注意事項

最近チェックした商品