出版社内容情報
「諸悪の根元は『中国』というこの2字にある」.軍閥混戦の時代,青年毛沢東は中国の行く末に様々な思索をめぐらし,政治的・社会的実践を積み重ねた.中国で新たに編集された資料集に基づく第一人者による翻訳と評論.
内容説明
「諸悪の根元は『中国』というこの二字にある。中国の統一にある」。1910‐20年代の軍閥混戦の時代にあって、青年毛沢東は湖南省という伝統の濃密な地域に根ざして、自らと中国の行く末に関する様々な思索をめぐらしながら、政治的・社会的な実践を積み重ねていた。中国で新たに編集された資料集に基づく、第一人者による翻訳と評論。マルクス主義者になる以前の毛沢東、“毛沢東”になる以前の知られざる毛沢東がここにいる。
目次
1 論文・手紙・詞(商鞅の徙木立信を論ず―1912年6月;宮崎滔天宛手紙―1917年3月;体育の研究(抄訳)―1917年4月1日 ほか)
2 評論「初期における毛沢東」(韶山から長沙へ;辛亥革命前後;軍閥混戦と湖南 ほか)
3 毛沢東略年表(誕生以前―1793‐1892年;誕生‐少年時代―1893‐1912年;青年時代―1913‐1921年 ほか)