出版社内容情報
人間ではない恋人、語るなの掟、開けてはいけない部屋――幸せな人が、幸せを求めて旅に出るでしょうか。むかしむかし、死の恐怖におびえる人々が夢みて語り継いだ物語が、アニメやゲームのモチーフになって現在にも生き続けています。なぜおとぎ話はあり、私たちに何を語るのでしょう。闇と光の物語の、深層に触れてみませんか。
内容説明
おとぎ話はなぜ残酷でハッピーエンドなのか。人間ではない恋人、「話すな」の掟、開けてはいけない部屋―この世の暗さが圧倒的だったむかしむかしの時代、人々が夢みて語り継いだ物語が、アニメやゲームのモチーフになって現在も生き続けています。幸せな人が幸せを求めて旅に出るでしょうか。なぜおとぎ話はあり、私たちに何を語るのか―その深層に触れてみませんか。
目次
序章 おとぎ話はなぜあるのだろう
第1章 話してはならない呪い―白雪姫か竃門禰豆子か
第2章 異世界から来た恋人―『美女と野獣』のルーツ
第3章 暴力と奇跡―絶望から立ち上がる
第4章 開けてはいけない部屋―青ひげ公の花嫁たち
終章 おとぎ話はなぜ残酷でハッピーエンドなのか
著者等紹介
ウェルズ恵子[ウェルズケイコ]
詩、歌、物語(=声の文学)の研究者。立命館大学名誉教授。「声」や「音」と関係が深い文学と、文学が成り立つ環境としての文化についても広く研究。歌や物語が人間を苦しみから救う力を文学研究として立証したいと考えている。専門は英米文学・比較文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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