岩波ジュニア新書<br> 原発事故、ひとりひとりの記憶―3.11から今に続くこと

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岩波ジュニア新書
原発事故、ひとりひとりの記憶―3.11から今に続くこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005009817
  • NDC分類 K543
  • Cコード C0236

出版社内容情報

2011年3月11日。地震、津波、そして原発事故。あれから10年余がたった。その間、福島と東京を往復し、人々の声に耳を傾け、寄り添い、取材を重ねてきた著者があの日から今に続く日々を生きる18人の道のりを、「私が見てきた」ことと共に伝える。それはあの原発事故が何だったかを、浮き彫りにすることでもある。

内容説明

2011年3月11日、地震、津波、そして原発事故が東北地方を襲った。あれから10年余が過ぎた。その間、福島と東京を往復し、人々の声に耳を傾け、寄り添い、取材を重ねてきた著者。あの日から今に続く日々を生きるひとりひとりの道のりを、時代や社会のありようと共に伝える。彼らの声が映し出すものとは何か…。

目次

1章 原発から3kmの双葉町で―「もう帰れないな」と思った
2章 原発から60kmの郡山市で―母子避難を経て
3章 原発から40kmの相馬市で―避難をせず、裁判を闘う
4章 避難指示が出なかった地域で―地元を測り続ける
5章 原発から20km圏内で―原発のすぐ近くで活動を続けた人たち
6章 あの原発事故は防げたかもしれなかった
7章 原発事故と子どもたち
8章 甲状腺がんに罹患した子どもたち―「誰にも言えずに」「当事者の声を聞いて」
9章 区域外避難者たちの苦難―住宅供与の打ち切り
10章 原発事故の被害の枠組みを広げる

著者等紹介

吉田千亜[ヨシダチア]
1977年生まれ。フリーライター。福島第一原発事故後、被害者・避難者の取材、サポートを続ける。著書に『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』(岩波書店)にて、本田靖春ノンフィクション賞(第42回)、日隅一雄・情報流通促進賞2020大賞、日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

72
甲状腺がんにかかった方の体験談は初めて読んだ。今までやってなかった検査をしたから見つかっただけという説も目にしたことがあるけど、この女性の苦しみを知ればそんなことは口が裂けても言えない。自主的な母子避難への軋轢、緊急避難で命を落とした高齢者。何よりも故郷での暮らしを奪われたこと。新たな気づき・・・というよりは、むしろ色々な問題が未解決のまま置き去りになっていることを再認識させられる。事故が残した傷の深さ。廃炉への遠い道のり。「影」に目を向けず原発推進に邁進しようとしている今の流れには、危うさしか感じない。2025/03/19

きみたけ

51
著者は、福島第一原発事故後に被害者・避難者の取材・サポートを続けているフリーライターの吉田千亜さん。原発事故から10年間、福島と東京を何度も往復し、被害にあった人たちや避難された人たちの声に耳を傾け取材を重ねてきた著者が、自身が見て感じたことと共に、あの日から今に続く日々を懸命に生きる18人の道のりを伝える一冊。さいごに触れていますが、取材を通じて出会った人たちに感謝の気持ちと同時に「ごめんなさい」と思う複雑な心境を綴っています。改めて原発事故が何だったかを振り返り、不幸な人を作らない施策・舵取りが必要。2025/06/06

zero1

51
☢️福島原発事故は過去の事ではない。他人事でもない。今も被害者の苦しみは続く。逆に時間の経過で被害まで風化。☢️避難による家族の分断と孤立。【権力による加害の構造】は酷い。国は国民を見捨て、裁判所は国や東電の責任を認めない。☢️甲状腺ガンの子どもたちの【言えない環境】と因果関係の壁。公害や薬害の教訓は生かされず。☢️【避難の権利】を軽視するなら、将来困るのは次の世代。☢️忘れないために読むべき本。本書を紹介した読友のricoさんに感謝。☢️どんなにナイスが少なくてもレビューを書くべき一冊。2025/04/06

たけこけた

2
広範囲によく調べておられる。尊敬。2024/03/14

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