岩波ジュニア新書<br> “読む”という冒険―イギリス児童文学の森へ

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岩波ジュニア新書
“読む”という冒険―イギリス児童文学の森へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005009473
  • NDC分類 K909
  • Cコード C0298

出版社内容情報

ロビンソン、アリス、プーさんにナルニア……おなじみの名作たちは、本当は何を語っている? 「作者の言いたかったこと」と同じくらい、「作者が言おうとしたわけではないこと」もおしゃべりかもしれない。本のページは冒険の扉、言葉や文は未知の森。あの物語を「いま」のあなたが読む意味とおもしろさ、体験してみませんか。

内容説明

ロビンソン、アリス、プーさん、ナルニア…あの名作たちは、本当は何を語っている?「作者が言いたかったこと」と同じくらい、「作者が言おうとしたわけじゃないこと」も、おしゃべりかもしれません。本のページは冒険の扉、言葉や文は未知の森。あの物語を「いま」のあなたが読むおもしろさ、体験してみませんか。

目次

第1章 マザー・グース―「子ども」の発見と「笑い」への招待
第2章 『ロビンソン・クルーソー』―奴隷の海とヤギの島
第3章 『クリスマス・キャロル』―クリスマスの音色と社会の不正義
第4章 『不思議の国のアリス』―ウサギの時間と帽子屋の時間
第5章 『クマのプーさん』―ぬいぐるみのクマと戦場の「穴」
第6章 『ライオンと魔女』―善なる子どもたちとさすらう獣
第7章 『第九軍団のワシ』―壊れた夢の修復と「故郷」の発見

著者等紹介

佐藤和哉[サトウカズヤ]
福岡市出身。東京大学教養学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退、オックスフォード大学近現代史研究科修士課程修了。現在、日本女子大学文学部教授。イギリスの子どもの本と、その日本への影響について、歴史研究と文学研究の両方の視点から考えてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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榊原 香織

69
大好きな”ライオンと魔女”、1950年出版とは知らなかった。原爆以後じゃないですか。まったくその影響は感じられない。もっと前の先品かと。 ”第九軍団のワシ”はこれから原書で読む予定。2022/06/26

takka@乱読

15
普段読まない海外文学を解説してくれる入門書だと思って購入。内容はまさしくそのとおりで、イギリスの児童文学9作品を扱っている。不思議の国のアリスやクマのプーさん、クリスマスキャロルなど有名ではあるが、意外と読んだことのある人は少ないのではないだろうか。著者はその作品の紹介だけでなく、いわゆる国語のテスト問題の王道の「作者の気持ちを答えよ」的な読み方を超えた読み方を提案する。自分もこの本を機に、海外文学に触れてみようと思う。また、文学作品の読み方や文学と歴史に関する本のブックガイドもついているのもありがたい。2022/05/03

ムーミン2号

14
次のイギリス児童文学を通して、<読む>ことは作者が何を言おうとしているかの「解答」を出すことばかりじゃないよ、ということが平明に、時に鋭く語られている。「マザー・グース」「ロビンソン・クルーソー」「クリスマス・キャロル」「不思議の国のアリス」「クマのプーさん」「ライオンと魔女」「第九軍団のワシ」の7作品。その作品がどのように語られているか、どのような時代背景があるのか、そして、これから生きていく社会の中で、それらの作品とその読み方がどういう意味を持つのか、について考えようよ! と冒険を促す。2022/03/02

gecko

7
イギリス児童文学の7つの名作を取り上げ、「作者の意図を探す」のとはひと味違う読みかたを提案する一冊。物語の語られかたをはじめ、作品のおかれた歴史的背景やイデオロギー、過去の作品を「今」読むことの意味といった観点から読む。『ロビンソン・クルーソー』の語りと奴隷貿易の実態、『クリスマス・キャロル』と児童労働のイギリス、『不思議の国のアリス』にみる産業革命と時間、『クマのプーさん』と第一次世界大戦など、文学と歴史の関わりを考えるものが多く、興味深く読めた。ジュニア新書なので読みやすく、ブックガイドも参考になる。2023/03/30

メイロング

7
大学の選択科目みたいな印象。「来週までに第九軍団のワシ読んできて」言われたら大変だけど。ジュニア新書のメイン読者層はこんな裏設定に興味を持つほど本を読み込んでいるのか。本自体はすごくおもしろい。でもこの内容、岩波新書でも大丈夫だったのでは。2022/04/22

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