出版社内容情報
ロビンソン、アリス、プーさんにナルニア……おなじみの名作たちは、本当は何を語っている? 「作者の言いたかったこと」と同じくらい、「作者が言おうとしたわけではないこと」もおしゃべりかもしれない。本のページは冒険の扉、言葉や文は未知の森。あの物語を「いま」のあなたが読む意味とおもしろさ、体験してみませんか。
内容説明
ロビンソン、アリス、プーさん、ナルニア…あの名作たちは、本当は何を語っている?「作者が言いたかったこと」と同じくらい、「作者が言おうとしたわけじゃないこと」も、おしゃべりかもしれません。本のページは冒険の扉、言葉や文は未知の森。あの物語を「いま」のあなたが読むおもしろさ、体験してみませんか。
目次
第1章 マザー・グース―「子ども」の発見と「笑い」への招待
第2章 『ロビンソン・クルーソー』―奴隷の海とヤギの島
第3章 『クリスマス・キャロル』―クリスマスの音色と社会の不正義
第4章 『不思議の国のアリス』―ウサギの時間と帽子屋の時間
第5章 『クマのプーさん』―ぬいぐるみのクマと戦場の「穴」
第6章 『ライオンと魔女』―善なる子どもたちとさすらう獣
第7章 『第九軍団のワシ』―壊れた夢の修復と「故郷」の発見
著者等紹介
佐藤和哉[サトウカズヤ]
福岡市出身。東京大学教養学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退、オックスフォード大学近現代史研究科修士課程修了。現在、日本女子大学文学部教授。イギリスの子どもの本と、その日本への影響について、歴史研究と文学研究の両方の視点から考えてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
takka@乱読
ムーミン2号
gecko
メイロング