出版社内容情報
一八世紀になるとヨーロッパをまとめてきたキリスト教の影響力が弱まり、ヨーロッパを形成する国々はさらなる合体や分裂をくり返すことになった。近代国家成立を決定づけた革命や新しい思想の誕生、二度にわたる大戦、アメリカや中国の台頭を経て、「古い国」ヨーロッパはどこへ向かうのか? 近代から現代までの歴史を俯瞰する。
内容説明
18世紀になると、ヨーロッパをまとめてきたキリスト教の影響力が弱まり、ヨーロッパを形成する国々はさらなる合体や分裂をくり返すことになった。近代国家成立を決定づけた革命や新しい思想の誕生、二度にわたる大戦、アメリカや中国の台頭を経て、「古い大陸」ヨーロッパはどこへ向かうのか?近代から現代までの歴史を考察。
目次
第1章 啓蒙主義から市民革命へ―近代市民社会への道程(18世紀)(啓蒙思想と理性の称揚;一八世紀の諸国家とその政治・外交 ほか)
第2章 近代世界システム―国家・帝国・資本主義(19世紀)(アメリカ独立革命とフランス革命;ナポレオンと国民意識 ほか)
第3章 二つの世界大戦―悪夢の世紀(20世紀)(帝国主義の時代;第一次世界大戦とその結果 ほか)
第4章 ヨーロッパはどこへ?―解体か再生か(21世紀)(EUの試練と展望;アメリカという鬼っ子 ほか)
著者等紹介
池上俊一[イケガミシュンイチ]
1956年、愛知県生まれ。東京大学名誉教授。専門は西洋中世・ルネサンス史。父親(現代中国政治研究者)の仕事柄、中国漬けだった幼少時代の家庭への反動でヨーロッパ史に興味をもち、フランスとドイツの中世文化史・宗教史を研究。旅行で訪れたイタリアで気の良い人々と美味しい料理に魅了されてイタリア研究にのめりこみ、岩波ジュニア新書『パスタでたどるイタリア史』を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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