出版社内容情報
AIの存在感が増し
内容説明
AIの存在感が増し、便利な暮らしへの期待や憧れが高まる一方で、仕事を奪われる不安に揺れる現代人。人間とAIの未来はどうあるべきなのか。AIの歴史や仕組みを解説しつつ、両者がより活きる社会のつくり方、さらには一人ひとりができることを、「創造力」と「共感力」をキーワードに語る一冊。
目次
1章 AIの時代がやってきた
2章 AIってなに?
3章 人間とAI
4章 「共感」とAI
5章 何を学ぶか、どうやって学ぶか
6章 よりよい未来をデザインするために
著者等紹介
美馬のゆり[ミマノユリ]
公立はこだて未来大学教授。東京都生まれ。ハーバード大学大学院、東京大学大学院、電気通信大学大学院修了。博士(学術)。専門は教育工学、学習科学、学習環境デザイン。公立はこだて未来大学の設立計画策定に携わり、開学時に函館に移住。MITメディアラボ客員研究員、日本科学未来館副館長、NHK経営委員を経て2021年9月よりカリフォルニア大学バークレー校AIラボ客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロクマとーちゃん
7
一応、中高生を対象に書いたという体裁ではあるが、筆者の専門がコンピュータや教育学であるため、教育システムについての提言に近い内容がちりばめられている。また、AIの使い方次第で未来社会は良くも悪くもなるので、若い人たちには積極的に考えていって欲しいというまとめになっていて、結果、何が言いたいのかよくわからない本だった。これを受け入れられる中高生は少ないだろうなあと思う。タイトルにある「AIにはない共感力が鍵である」という部分だけでよかったのでは。2023/01/10
ありんこ
6
AIについて、現状がどうなっているのか、その技術を説明してくれています。コロナ禍で見えてきたことを含め、多様性を大切にする時代に必要な知識を知ることができました。2022/05/03
Go Extreme
5
AIの時代がやってきた: 社会課題の解決 スマートホーム・3つの技術 AIって何: コンピュータってなに: 記号を扱うコンピュータ 生物の神経回路網 深層学習 25のデジタル技術 人間とAI: 人間にしかできないこと 共感を意識する手法 「共感」とAI: 共感を求められる仕事とAI ケアの倫理 創造的共感知性と集団的知性 何を学ぶか、どうやって学ぶか: OECDのキーコンピテンシー モノづくりとPBL アトリエ的学習環境とオンライン 共感デザイン よりよい未来をデザインするために: 便利な社会と不便益2021/11/17
Hachi_bee
4
「コンピュータサイエンスと認知心理学、教育学の学術的背景をあわせ持つ」筆者らしい一冊でした。AIと言うよりも認知心理学の入門になりそう。そして、サブタイトルにあるとおり、「未来をデザインする創造力と共感力」についてもの凄いアピールをされているように感じた。 僕が中学生の頃に本書に出会っていたら、心理学・認知科学にもっと早くから興味を示していたかも。とは言え、僕も筆者には及ばないけれど、様々な分野の勉強をしているから結果オーライかな。 https://www.facebook.com/noyuri.mima2022/01/23
みくじら
3
読み物としては面白い。技術的なことはそこまで書かれてなかった。2023/06/22