出版社内容情報
オリンピックはなぜ「平和の祭典」と言われるのか? オリンピック・パラリンピックを理解するための基礎知識。
内容説明
なぜオリンピックは「平和の祭典」といわれるのでしょうか?パラリンピックはどのようにして生まれ、発展してきたのでしょう?オリンピズムやパラリンピズムといわれる理念とは?「4年に1度のスポーツイベント」にとどまらない本来のオリンピック・パラリンピックの意義を学ぶための基礎知識。
目次
1 人物(近代オリンピックの誕生とクーベルタンのオリンピズム;日本オリンピックの父 嘉納治五郎;日本パラリンピックの父 中村裕)
2 平和・レガシー(オリンピックの平和運動―その理想と現実;聖火リレーの記録と記憶―1964年東京大会が地域にもたらしたもの)
3 社会・経済(障がい者スポーツとパラリンピック;オリンピックとジェンダー;オリンピックのメディアとスポンサーシップ)
著者等紹介
後藤光将[ゴトウミツマサ]
筑波大学大学院博士課程体育科学研究科単位取得退学。博士(体育科学)。現在、明治大学政治経済学部教授。2015~18年度明治大学全学共通総合講座「オリンピック・パラリンピック概論」コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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インテリ金ちゃん
1
理想と現実の乖離。実際に行われたオリンピックを見てオリンピック精神を感じることは難しそうだ。そのためにもオリンピックを学ぶ必要がありそうだ。2020/04/01
Yuka
1
講義録をまとめたもの。ジュニア新書なのでサクッと読める。 人物、平和・レガシー、社会・経済と3つに別れているけどパラの部分はほとんど既知の内容で新しく得たのは競技人口くらいかな。でも貴重な数字。 興味深かったのはジェンダーの章。トランスジェンダーや性分化疾患とスポーツの部分はまだ課題が多そう。競技となると身体能力の高低が重要になるからこそ線引きが必要になるけれど、明確な線引きと同時にジェンダーレスなスポーツというのも必要だと思った。2020/03/27