岩波ジュニア新書<br> 聖徳太子―ほんとうの姿を求めて

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岩波ジュニア新書
聖徳太子―ほんとうの姿を求めて

  • 東野 治之【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 岩波書店(2017/04発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005008506
  • NDC分類 K288
  • Cコード C0221

出版社内容情報

聖徳太子は、偉人だったのか、ただの皇子だったのか。古代史研究の第一人者が、史料をもとに、丁寧にその実像に迫ります。手がかりは、法隆寺の釈迦三尊像に刻まれた銘文や、太子の自筆とされるお経の注釈書など。著者独自の視点で史料を読み解き、見えてきた姿とは? 教科書の丸暗記ではない、歴史学のおもしろさを伝えます。

内容説明

誰もが知っているのに、謎だらけの存在、聖徳太子。偉人か、ただの皇子か、「聖徳太子」か「厩戸王」か…、彼をめぐる議論は絶えません。いったいなぜそんな議論になるのでしょう。問題の根っこを知るには、歴史資料に触れてみるのが一番。仏像、繍帳、お経、遺跡などをめぐり、ほんとうの太子を探す旅に出かけましょう。

目次

序章 ほんとうの聖徳太子を求めて
第1章 釈迦三尊像の銘文にみる太子
第2章 太子はどんな政治をしたのか
第3章 聖徳太子の仏教理解
第4章 斑鳩宮と法隆寺
終章 聖徳太子の変貌

著者等紹介

東野治之[トウノハルユキ]
1946年西宮市に生まれる。1971年大阪市立大学大学院修士課程修了。専攻は日本古代史・文化財史料学。現在、奈良大学名誉教授、日本学士院会員、東京国立博物館客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

50
物的証拠から伝説的な「聖徳太子」の実像を探る。釈迦三尊の銘文について、実物の観察から、その同時代性を明らかにする。したがって「法興」年号の実在性も確からしい。こうなると年号の公私について定義の変更が必要だろう。焼失後の法隆寺の再建が復古調でされたことから、当時すでに太子崇拝が始まっていて、有力な子孫のいない太子の生前の存在の重さがわかるという論法には肯ける。2017/05/27

井月 奎(いづき けい)

46
豊富な資料にあたってつぶさに論証し、それをわかりやすく書いた良書だなあ、と読了。本を閉じて驚きました。岩波「ジュニア」新書なのです。ジュニア。いや私の脳みそがジュニアなのは認めるのはやぶさかではありませんが、それ以上に岩波書店、良いですよねえ。で、この本では、確定的なことは言えないけれども超人的な伝説や言い伝えがつくられるのもむべなるかな、ということを思わせてくれる内容です。梅原猛の反対側で、南極と北極。しかしそれが少なくとも私には双方魅力的で説得力のあるものです。それこそが聖徳太子の大きさなのでしょう。2020/01/27

Shoji

44
偉人として語られがちな聖徳太子の実像を解明しようとしています。我々が学校で学んだ時代の聖徳太子といえば、偉人中の偉人、この国を造った人と教えを受けました。現在では、それは死後に美化され脚色され伝説化された姿であると唱える人が多くいます。実際、現代の教科書では偉人「聖徳太子」ではなく、歴史上の人物「厩戸皇子」として扱っています。この本は、大学の先生が書いた本ですが、史実に基づき客観的に解説しています。太子が為政した飛鳥時代の考証も含めて、興味を持って読むことが出来ました。2021/06/15

Toska

26
虚像が膨らみすぎた聖徳太子の「ほんとうの姿」に挑む硬派な一冊。確実な史料だけに頼る関係上、手持ちのカードは少ないのだが、それらを上手く組み合わせ、粘り強く実像に迫っていく。結論もさることながら、そのプロセスだけで充分に読ませる。最後に現れた太子の姿は、「大政治家」というよりは「仏教のえらい人」に近い印象。だからこそ、前近代にあっては独自の信仰の対象にまでされたのだろう。2025/03/24

to boy

26
伝説化されることの多い聖徳太子のほんとうの姿を知りたくて図書館から借りてきました。ジュニア文庫という割には学術的な記述が多く、語り口も分かりにくい感じ。学者としてなるべく間違いのないように細かい配慮をされているようですが、もう少し簡単に書いて欲しかった。太子の真の姿を探ることだけでなく、何故神格化されたのかについてももう少し詳しくしりたかった。2022/06/06

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