出版社内容情報
戦力外通告、現役引退…。しかし人生のゲームセットは迎えていない。新たな挑戦を続けるアスリートたちの軌跡を追う!
内容説明
高校や大学、社会人野球で華々しく活躍し期待されてプロの道に進んでも、誰もが思い通りの成績を残せるわけではない。ケガに苦しみ、伸び悩み、やがてひっそりとユニフォームを脱ぐ…。しかしそれは人生のゲームセットではない。真価を問われるのはその後だ。新たな道を歩む元ドラフト1位選手たちのそれぞれの生き方をたどる。
目次
38歳から修業を始めてイタリア料理のシェフに―水尾嘉孝
傷だらけのドラフト1位―的場寛一
松坂世代最初のメジャーリーガー―多田野数人
IT企業のビジネスマンへ華麗なる転身―江尻慎太郎
やりたくなくなるまで野球をやり切る―河原純一
暗黒時代の阪神の絶対エース―藪恵壹
ドラフト1位のそれから―中根仁
著者等紹介
元永知宏[モトナガトモヒロ]
1968年、愛媛県生まれ。立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。大学卒業後、ぴあ、KADOKAWAなど出版社勤務を経て、フリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
96
ケガや不運などで良い戦績を残せずユニフォームを脱いだ6人の選手達。過去の栄光にしがみつくことなく、第二の人生を切り拓く姿は清々しい。人生のゴールはドラフト1位に指名された瞬間ではなく、退団した時でもない。「人生は常にこれから」スター選手の本より得るものがあるかもしれない。ジュニア新書なので大人には少し物足りない平易な内容だけど、野球少年たちに薦めようと思う。2017/05/27
ばんだねいっぺい
30
某マンガの「あきらめたら、試合終了だよ。」ということ。小さな工夫と努力を絶やさないことが最低条件。2017/09/06
tatsuya
23
過去に成功体験がある人ほど自分のやり方を変えられず、自滅してしまうことが多い。孤立して伸び悩みがち。分かれ道になるのは、考え方に柔軟さがあるかどうかだと思う。信頼できる人の意見に素直に耳を傾けるか。心が折れず、伸びる選手はこれができる。自身の力量を客観的に把握したうえで、自分なりの考えを支えるビジョンを持ちたい。2017/05/17
おくりゆう
16
期待はずれは言い過ぎな選手達ですが、子供向けに平易に書かれた中でも、失敗から学ぶ気持ち、苦しいときの前向きな考え方、自分を変える勇気など、苦しみながらたどり着いた言葉の数々は重みと深みがありました。2017/01/22
やな
16
「失敗して、壁に跳ね返されて、自分に絶望して・・・そこから頑張るしかない」2016/10/30