内容説明
どんなに生きづらい世の中でも人生を豊かにしていくのはその人の心だ。心が自由なら希望を持って生きていける。心のなかに言葉の葉を繁らせて、人生を広げていこう。受け身ではなく強制でもない、1人でできるプチ革命の提案です。俵万智さん、河瀬直美さんなど7人へのインタビューも充実。
目次
第1章 プチ革命(深夜の青年;時代は変わった ほか)
第2章 人間らしさと言葉(言葉の森;フィッシュ・イズ・フィッシュ ほか)
第3章 名詞の森があなたを救う(森から吹く風;言葉の種 ほか)
第4章 世界は生まれる(生きている意味ってなんだろう;小説『あん』のはじまり ほか)
第5章 言葉をめぐる旅(弁護士・島昭宏;歯科医師・大野純一 ほか)
著者等紹介
ドリアン助川[ドリアンスケガワ]
作家・道化師。1962年、東京は池袋の平和通り生まれ。早稲田大学文学部東洋哲学科卒。言葉の復権をテーマにしたバンド「叫ぶ詩人の会」を経て、現在は語りと歌の道化師「アルルカン」として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テクパパザンビア
34
面白かった。名詞の森、言葉の森を育てて私もプチ革命を起こしてみようと思います。2017/10/25
瀧ながれ
26
自分の興味があることについて、名詞を集めて、自分だけの「言葉の森」を作ろうと、提案する本。「人間は区別がつかないものに対しては、呼び名を持ち得ません。」「感情に対して三つの言葉しか持てない人は、三つの感情しか区別がついていないと言えます。」という文章にトリハダが立った。言葉の少ない人でいたくないな。自分の言葉の木を集めて、豊かな言葉の森を作らねば。2014/12/15
*
18
昔からコンスタンスに読書してきたはずなのに、いざ文章を書こうとすると、まったくそれを生かせない私。言葉を重ねるほどに伝えたいことから遠ざかる。言葉って吸収して放置じゃダメですね。たとえ拙い文章だったとしても、せっせと使っていかないと自分のものにはできない。毎度感想埋めるのに、1時間!かけてる私ですが、この言の葉の積み重ねが、やがて言葉の森になればいいと頑張ってます♪2015/01/23
ルル
15
目からうろこです。言葉を使う職業の方にお勧めです(*^-^*)2018/05/16
kakoboo
15
自分の得意・興味のある分野についての言葉の種を蒔いてそれを育てていく。豊かな言葉を使うことは豊かな生き方につながる。インタビューしている様々なフィールドの人々の言葉の位置づけがいろいろ異なっていたのが印象的でした。 何か専門の勉強をする→常識の幅を上げる(弁護士) 時には丸暗記も大事 今役立たなくても今覚えたことがいつか役立つときがある(サーカス招聘者) さすがはドリアンさん。私も自分のことばの森を育てていこうと思います。そのためにはまず強みを作っていこうと思います。2015/01/12