内容説明
動物が好き、動物のためになることがしたい、と思っている人は多いでしょう。でも、私たちが「動物のため」と思っていることは、本当に正しいのでしょうか。ペットに人間の価値観を押しつけていませんか。絶滅しそうな野生動物を救うには、ただ保護してあげればよいと思っていませんか。動物たちとともに生きるための、大きな視野を与えてくれる一冊。
目次
序章 動物と私たちのかかわり
1章 ペットとどうつきあうか(ペットと人間の価値観;ペットの運命;ペットとの関係;外来種としてのペット)
2章 家畜をどうみるか(動物を食べるということ;家畜の生活;家畜のこれから)
3章 野生動物をどう調べるか(観察・調査の重要性;フクロウと森林伐採;鼻つまみ者の偉大な働き;花と虫のリンクと過放牧;絶滅種タヒの復活)
4章 野生動物をどう守るか(二つの絶滅;なぜ猛獣が絶滅するか;君にもトキは守れる;つながりをこそ守る)
5章 動植物とともに生きるために(東日本大震災と動物;人間のためだけではない;動物と地球のほうから考えよう)
著者等紹介
高槻成紀[タカツキセイキ]
1949年鳥取県生まれ。1978年東北大学大学院理学研究科修了。東京大学総合研究博物館教授を経て、麻布大学獣医学部教授。理学博士。専門は動物生態学。国内各地のニホンジカをはじめとする野生動物の研究にとりくむ。また海外でもモンゴルを中心に、スリランカ、マレーシアなどで保全生態学的研究を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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