出版社内容情報
長引く不況の影響を受け,若者たちの就職が厳しさを増す一方で,働き口があっても過酷な労働に心身の健康を損ねて退職を余儀なくされる者もいる.誰もがしあわせに働ける社会にするために,必要な労働政策や制度とは何か? 働く者に必要な知識や知恵とは? 多くの労働現場を取材してきた著者が,様々な事例をもとに提言する.
内容説明
長引く不況の影響を受け、若者たちの就職が厳しさを増す一方、働き口があっても苛酷な労働に心身の健康を損ねて退職を余儀なくされる者もいる。誰もがしあわせに働ける社会にするために必要な労働政策とは何か?働く者に必要な知識とは?多くの労働現場を丹念に取材してきた著者が、さまざまな事例をもとに提言する。
目次
第1章 就職難は若者のせいなのか(それは「ぜいたく」なのか;それは「スキル」のせいなのか ほか)
第2章 正社員、大手企業なら安心なのか(会社は「働く」の足がかりにすぎない;「社畜」といわれた人びと ほか)
第3章 まともな働き方をさぐる(「前期ロスジェネ」からの出発;ブラック企業の連続 ほか)
第4章 落とし穴に備える自分づくり(落とし穴を知っている人、知らない人;働くことの楽しさと苦しさ ほか)
第5章 しあわせに働ける仕組みづくり(それは偉い人が考えればいいこと?;過労死を防ぐ労働時間制度 ほか)
著者等紹介
竹信三恵子[タケノブミエコ]
1953年生まれ。76年朝日新聞社入社。経済部記者、シンガポール特派員、学芸部次長、総合研究センター主任研究員、編集委員兼論説委員などを経て、2011年退社。現在、和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ 雇用劣化不況』(09年、岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など多数。09年、貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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