内容説明
いじめによる子どもの自殺があとを絶たない。生い立ちゆえにいじめや無視とたたかう日々のなかで、著者を支えたのは母の温かな眼差しだった。「今度は、私がだれかを支える番」と、自身の体験をふまえながら崖っぷちの今を必死に生きる若者たちに「生きいそがないで」と熱く語りかける一冊。
目次
1章 みんなと「違う」ということ(シングルマザーと、その子ども;物干し竿を引きずる女の子;英字ビスケットばらまき事件;ヒヨコを殺した;声が出ない;畳一畳を居場所にして;重すぎるチェリー;霙の午後)
2章 親の生きかた、子の生きかた(東中野ハウスにて;母の仕事;距離感の話;夜がこわい;クリスマスの思い出;ごめんなさい;お姫様ぎらい;母の入院)
3章 子どもと大人のはざまで(ヒマワリ模様のワンピース;一五歳;お母さんは、あなたが欲しかった;カミングアウト;コヨリとハサミ;大きな声、小さな声;父であるひと)
4章 学校ってなんだろう(もうひとつの学校;学校は退屈の宝庫だった;退学;内巻き貝;崖っぷち、だったろうか;カリフラワーとキャベツ;いつだって、第二志望)
著者等紹介
落合恵子[オチアイケイコ]
1945年生まれ。作家。執筆と並行して東京・青山と大阪・江坂に子どもの本の専門店クレヨンハウス、女性の本の専門店ミズ・クレヨンハウス、オーガニック市場やレストランを主宰。育児雑誌『月刊クーヨン』発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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退院した雨巫女。
壱萬参仟縁
涼
Kentaro
morgen