内容説明
いじめによる子どもの自殺があとを絶たない。生い立ちゆえにいじめや無視とたたかう日々のなかで、著者を支えたのは母の温かな眼差しだった。「今度は、私がだれかを支える番」と、自身の体験をふまえながら崖っぷちの今を必死に生きる若者たちに「生きいそがないで」と熱く語りかける一冊。
目次
1章 みんなと「違う」ということ(シングルマザーと、その子ども;物干し竿を引きずる女の子;英字ビスケットばらまき事件;ヒヨコを殺した;声が出ない;畳一畳を居場所にして;重すぎるチェリー;霙の午後)
2章 親の生きかた、子の生きかた(東中野ハウスにて;母の仕事;距離感の話;夜がこわい;クリスマスの思い出;ごめんなさい;お姫様ぎらい;母の入院)
3章 子どもと大人のはざまで(ヒマワリ模様のワンピース;一五歳;お母さんは、あなたが欲しかった;カミングアウト;コヨリとハサミ;大きな声、小さな声;父であるひと)
4章 学校ってなんだろう(もうひとつの学校;学校は退屈の宝庫だった;退学;内巻き貝;崖っぷち、だったろうか;カリフラワーとキャベツ;いつだって、第二志望)
著者等紹介
落合恵子[オチアイケイコ]
1945年生まれ。作家。執筆と並行して東京・青山と大阪・江坂に子どもの本の専門店クレヨンハウス、女性の本の専門店ミズ・クレヨンハウス、オーガニック市場やレストランを主宰。育児雑誌『月刊クーヨン』発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。
19
《私‐図書館》母の存在は、ありがたい。私も、苛めや教師の一言で、不登校になりかけたことがあります。当時、友達もいなかったため、家族が支えでした。2011/07/13
1.3manen
12
「どんなに努力をしても、だめなときもあるんだよね、人生には」(91頁)。理不尽、不条理な人生。172頁にあるように、強くて、弱い人間。弱さを認めない人間。開き直る経営者が卑近にいるが、あの親からその子はどんなしつけを受けているのか、と恐ろしさを感じる。あのような態度では、弱さを認めることはないだろう。逆に、人の弱みに付け込むだけで、なぜ、顧客に支持されようか。住民への態度との齟齬が際立ち、あのような人間にだけはなりたくない。弱さの認識こそ、強靭化への第一歩、との指摘をその経営者は理解できないだろう。2013/06/28
涼
4
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2010/06/post-ca91.html2017/03/20
Kentaro
2
悲しみや無念さや屈辱を味わうことが多々あっても、それよりも多くの喜びや楽しみがあると信じて生きて欲しい。こういったメッセージを崖っぷちだと感じている若者に発信した一冊でした。2017/09/28
morgen
1
自伝的エッセイ。シングルマザーや女性の地位の低かった昭和がわかる。今の子たちに響くかは疑問。2025/02/07




