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岩波ジュニア新書
アニメが世界をつなぐ

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005005918
  • NDC分類 K778
  • Cコード C0274

内容説明

満州での少年時代、“トキワ荘”の漫画家たちとの出会い、アニメーターとしてささえたテレビアニメの黄金時代。今やミュージアムの館長として世界中の日本アニメファンを迎え、ユネスコのアジア諸国向け教育ビデオを作る―“ラーメンの小池さん”のモデルにもなった著者の、さらなる世界への挑戦。

目次

1 アニメを発信しつづける、いま
2 アニメと漫画を夢見て
3 トキワ荘とおとぎプロの青春
4 テレビアニメ奮闘記
5 アニメの世界を歩きつづける

著者等紹介

鈴木伸一[スズキシンイチ]
アニメーション作家・漫画家。1933年長崎生まれ。現在、杉並アニメーション博物館館長。中学校時代から雑誌に漫画を投稿。印刷会社勤めをやめて上京、「トキワ荘」に入居。横山隆一の「おとぎプロ」を経て、トキワ荘のメンバーと「スタジオ・ゼロ」を設立。数々のテレビアニメ、CMの制作に関わる。「オバQ」に登場するキャラクター「小池さん」のモデル。1993年から、ユネスコ・アジア文化センターの識字教育ビデオ『ミナの笑顔』の制作をスタートに、アジア向けの環境問題、防災などをテーマにしたアニメーションを制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

55
「小池さん」のモデルは、日本のアニメの重要人物だった。トキワ荘のマンガ家仲間のひとりでもあり、超有名な人々と共にマンガとアニメと両方に関わってきた半生が語られる。どんな業界でも初期の開拓者の試行錯誤が、現在の基礎にあることを忘れてはいけないなと思う。著者も赤塚不二夫氏らとともに、戦後の引揚経験があり、マンガと戦争との不思議なつながりを感じさせる。2019/11/12

ひかりびっと

4
兄が読んでいたのを知っていつかは読んでみたいなあと思っていて本日、読んでみた。アニメーションに対する愛情や氏の人生を彩ってきた人々の出会いや経験が誠実な文章で描かれている。心の底からアニメーションというものがお好きで大御所になりながらも常に新しいことに挑戦し続けるその姿勢は「感服」以外の感情が湧かない。いつまでも長生きして日本の、いや世界のアニメーションに貢献していっていただきたいものだ。2015/08/19

sou

3
卒論のために読了。アニメ産業についてというよりは、鈴木伸一氏の自伝だった。トキワ荘の話などを読むと、トキワ荘自体が漫画の世界のような場所で、なんだか本当に「すこしフシギ」だった。2012/10/19

ソラダマ

2
識字教育アニメ『ミナの笑顔』に携わったことや杉並アニメーションミュージアムといった最近のことはもちろん、生い立ちやトキワ荘、スタジオ・ゼロ時代といった鈴木氏の半生についても詳述。2014/12/28

ソーシャ

2
小池さんのモデルとして有名な著者が戦後のアニメ黎明期を振り返った自伝的な本。当時の採算を度外視したアニメがあったからこそ、現在のアニメがあると思うと感慨深いものがありますね。現在のアニメは多くの人の夢に支えられてここまでこれたのかもしれません。2012/09/15

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