内容説明
ナイル川の氾濫を豊かな自然の恵みとして活用することにより誕生したエジプト文明。やがて数々の王朝が交替し、軍事遠征、異民族との交流など、周辺世界との様々な関わりのなかで変遷をとげていった王国の壮大な歴史を、それぞれの時代の持つ意味を考えながらたどります。農耕・牧畜の開始からプトレマイオス朝支配までの5500年間をコンパクトに解説。
目次
1 古代エジプトの自然と歴史
2 文明の誕生―先王朝時代と国土統一
3 神王とピラミッド―初期王朝と古王国
4 混沌と創造―第一中間中期と中王国
5 「帝国」の時代―第二中間期と新王国
6 古代エジプトの落日
著者等紹介
内田杉彦[ウチダスギヒコ]
1957年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学、シカゴ大学大学院近東言語文明学科に留学。専攻はエジプト学。明倫短期大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杞人
3
微妙。中王国時代までは視点が多角的で結構読んでて面白いのだが、新王国時代からは政治史に偏り時系列の羅列になってしまう。後半は気力で読み通したが、それは多少の背景知識があったからで入門書としては問題ありそう。2013/01/11
たく
2
☆☆2023/08/19
SK
2
教科書的というのかしら、事実の羅列で面白みを感じられず、頭にも入らず。パラパラと飛ばし読み。入門にしては、あまりにハードルが高いのではないか。そして、そんな感想が多くて、ちょっと安心(笑)。2022/07/22
らふぃん
2
⑤もう一度丁寧に読んだ。知らない人名を追うのが非常にホネなのだが、エジプトの歴史の流れが何となくわかる。まぁ難しすぎるな。入門には無理だ。2012/07/02
ぼたん
2
今度エジプト展に行くので予備知識を付けるためにチャレンジ。エジプト史を殆ど知らない上で読んだのでちょっと難しかったかな。名前が難しいよ。ピラミッドやツタンカーメンではなくエジプトの歴史のみを見ると言う点では勉強になりました。2012/03/31