内容説明
ナイル川の氾濫を豊かな自然の恵みとして活用することにより誕生したエジプト文明。やがて数々の王朝が交替し、軍事遠征、異民族との交流など、周辺世界との様々な関わりのなかで変遷をとげていった王国の壮大な歴史を、それぞれの時代の持つ意味を考えながらたどります。農耕・牧畜の開始からプトレマイオス朝支配までの5500年間をコンパクトに解説。
目次
1 古代エジプトの自然と歴史
2 文明の誕生―先王朝時代と国土統一
3 神王とピラミッド―初期王朝と古王国
4 混沌と創造―第一中間中期と中王国
5 「帝国」の時代―第二中間期と新王国
6 古代エジプトの落日
著者等紹介
内田杉彦[ウチダスギヒコ]
1957年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学、シカゴ大学大学院近東言語文明学科に留学。専攻はエジプト学。明倫短期大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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