内容説明
競技力向上を目指すスポーツ選手も、演劇や音楽の道を志す人も、からだを動かすのは苦手だという人も、「より早く、より高く、より強く」を目指す従来型のトレーニングとは全く異なる運動で、身体の感覚をひらいてみませんか。四股、やすらぎの動き、上体のぶらさげ…、野口体操のさまざまな動きをわかりやすく紹介します。
目次
1 「からだ」が気持ちいいと感じるのはどんな時?
2 筋トレだけでは本当の身体はつくれない
3 野口体操に学ぶ身体感覚
4 からだに気づくためのエクササイズ
著者等紹介
羽鳥操[ハトリミサオ]
1949年東京生まれ。国立音楽大学器楽科ピアノ科卒。1975年から野口体操創始者・野口三千三氏に師事。以来、20年間助手を務める。現在、「野口体操の会」主宰、「野口三千三授業記録の会」代表。カルチャーセンター、大学(立教大学他)での指導、講義、講演、ワークショップ、執筆活動に従事
松尾哲矢[マツオテツヤ]
1961年生まれ。福岡教育大学大学院教育学研究科保健体育専攻修了(教育学修士)。立教大学コミュニティ福祉学部教授。日本スポーツ社会学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ネギっ子gen
53
【自分のからだに直接聴いた、力を抜く体操】ジュニアにもわかるイラストと写真により、野口体操の様々な動きを詳しく紹介している。「からだ」と「からだの動き」を見直すベースになり得る本と言えようか。「ジュニア新書」ではあるが、ジュニアには少し厳しいかな。2007年刊。<野口体操は、貼られたレッテルを剥がしてみよう、単なる言い替えで分かったつもりになっていることについてもう一度洗い直してみよう、極彩色を削って素のままの本来あるべき色を見出してみようと考え、アクティブにまるごとのからだで実感しなおす体操です>と。⇒2023/12/19
フリウリ
8
真夜中の図書館電子書籍貸出サービスにて。いわゆる「開脚前屈」と同じ(にも見える)「安らぎの動き」では、「力を抜くこと、特にこの場合は、骨盤のなかの重さを分け、左右に重さをのせ替えて、骨盤の傾きを変えようとします」とあり、(著者も言っているように)「骨盤のなかの重さを分け」「左右に重さをのせ替えて」ということの理解が難しい。「ひたすら骨盤の傾きを探ってください」とのことです。野口三千三氏の言葉がいくつか引用されていて、その言葉は当然、舞踏家の言葉のようで、おもしろいです。62024/07/07
HIDE
4
おもしろいけど、これをぼくがやるのは難しい。2013/02/21
ジュリ
3
野口体操の理論を知りたかったのだけれど、理論よりも体操の説明が多かった。2018/09/25
うりぼう
1
野口体操は、自分を体の中から知る。未知なる自分の探求である。2007/08/11