内容説明
世界各地の民族の相互理解を深め平和を築くために、教育の分野でできることとは?紛争後の地で新しい教育プログラムを作る国連暫定政府教育行政官、ユネスコ教育担当官、JICA教育政策アドバイザーなど、すべての子どもたちが教育を受けるための仕事について、実体験として語ります。
目次
1 教育行政官のしごと―教育を始める(いざ、コソボ;ミッション・インポッシブル ほか)
2 教育行政官のしごと―教育と民族問題に取り組む(異なる民族・異なる学校・異なるカリキュラム;対立民族の接点を見つける ほか)
3 教育アドバイザーのしごと―教育をサポートする(ユネスコ・サラエボ事務所への転職;ボスニアという国 ほか)
4 教育研究者のしごと―教育を「しらべる」(調査研究の仕事とは;宗教学校とテロ ほか)
著者等紹介
小松太郎[コマツタロウ]
1968年生まれ。上智大学比較文化学部(政治・国際関係学専攻)卒、ロンドン大学政治経済大学院・教育大学院修士(途上国社会政策)。専門は発展途上国の教育政策・教育行政・平和教育・紛争後の教育復興。ユネスコ・パリ本部、国連コソボ暫定統治機構教育行政官、ユネスコ・サラエボ事務所教育担当官などを経て、九州大学大学院助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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