内容説明
自分・他人の意識が強くなったり、社会とのかかわりを意識したりで、若い世代は悩みをかかえがちだ。感情をコントロールできない、性格をなおしたい、自信がもてない、家族と意見が合わない―そんな悩みをどうすればいいのだろうか。無理に解消するのでなく、うまくつきあえば、むしろ世界を見る目が広がるんだ。
目次
1章 自分と向きあう(心はどこにあるの;好きという気持ちがわからなくなってきた;感情をコントロールできない ほか)
2章 人とかかわる(友だちってなんだろう;家族と意見が合わない;障害ってなんだろう ほか)
3章 社会とかかわる(学校はなんのためにあるの;大人になるってどういうこと)
著者等紹介
串崎真志[クシザキマサシ]
1970年山口県生まれ。1993年愛媛大学卒業。2000年総合研究大学院大学博士後期課程中途退学。現在、関西大学文学部助教授。博士(人間科学)。専門は臨床心理学、地域実践心理学
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感想・レビュー
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ブルーツ・リー
4
「多様性」の問題。今まさに、衆議院選挙で、国民が考える事を求められている事のひとつだと思うのだが、どこまで、多様性を認めるのか。というのは、ある。 人間が社会を構成する以上、最低限のルールは必要で、全く何でもよい。という事になってしまったら、それは「無秩序」と変わらず、社会の維持が困難になってしまうのではないか。 著者も、必ずしも「答え」を与えるようには書いておらず、個々が考える事が重要だとしていて、その通りなのだと思った。最終的に、社会にとって個人はどうあるべきか。という所に至っていたのもいいと思った。2021/10/22
ジャングル
0
人について面白く書かれてあった本です。 今まで読んだことのない新鮮さもあり、わくわくしながら読めました。2015/03/29
quiz9
0
そうだよ。 「悩んだってしょうがない」とか 「そんなに悩まない」とか 思ったり、言ったりしちゃうけど、 悩んでいる状態が普通。 というよりも 悩んでいるときが、自分を伸ばすための準備期。 ちょー大事。 準備しなけりゃ、「伸びない!」って だから、10代は悩むんだな。 それを過ぎてもちゃんと悩んでいる人とは、「伸ばそう」としている人。2011/08/17
ねぎとろ
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悩みについてのエッセイかと思ったら、心理学入門だった。悩みとお付き合いしていくための手引書。性格ってホントにあるのか?といった話なども興味深い。2021/05/05
ふぃん
0
はじめに、にも書いてあるけど悩みを解決してくれる内容ではない。勉強にはなった。2018/10/11