出版社内容情報
「教科書の問題」や「日の丸・君が代義務化の問題」などは,どのように進行してきたのだろうか.雑誌発行を通して高校生を見守ってきた著者と,過去10年を振り返る.将来のこの国について,ともに考えよう.
内容説明
21世紀を、日本が信頼される国として生きてゆくためにはどうしたらよいのだろうか。「自国中心主義」か「国際主義」か。「国家主義」か「市民主義」か。「軍事力重視」か「平和主義」か。雑誌の編集を通して高校生を見守ってきた著者とともに、教科書・日の丸・日米安保の問題を軸に、今日まで、とくに21世紀に至る最後の10年間を振り返りながら考えよう。
目次
1 靖国と歴史教科書
2 「紀元節」復活から国旗・国歌法まで
3 「戦後50年」と教科書問題
4 「日の丸」問題と良心の自由
5 自衛隊海外出動と日米安保の変質
6 このくにのゆくえ
著者等紹介
梅田正己[ウメダマサキ]
1936年生まれ。一橋大学社会学部卒業。1959年、三省堂入社。63年、高校生対象の月刊紙『学生通信』の創刊とともにその編集を担当。68年、三省堂新書編集部に移る。72年、仲間とともに出版社・高文研を設立、『月刊ジュ・パンス』(当初の誌名は『考える高校生』)を創刊。現在、高文研代表
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