出版社内容情報
ボランティアは単なる慈善的なタダ働きや学校の単位取得の手段ではない.東南アジアでの15年の経験とそこで出会った人々の活動をもとに,ボランティアの歴史と思想を探り,21世紀の市民参加の理念とは何かを考える.
内容説明
ボランティアは単なる慈善的なタダ働きや学校の単位取得の手段ではない。個人と社会との生き生きとした接点をつくる実践である。東南アジアでの一五年の経験とそこで出会った人々の活動をもとに、ボランティアの歴史と思想、その組織や制度のためのルールづくりの方法を探り、二一世紀の市民参加はどうあるべきかを考える。
目次
序章 支えてくれるボランティア
1 欧米の「市民」とボランティアの思想
2 現代を生きるボランティア
3 国際ボランティアの思想
4 アジアで実践するボランティア活動
5 緊急救援にみるボランティアの精神
6 市民参加と日本のボランティアリズム
7 ボランティア国際年に向かって
著者等紹介
秦辰也[ハタタツヤ]
1959年福岡県に生まれる。サウスウェスタン・ルイジアナ州立大学卒業。84年、曹洞宗国際ボランティア会に参加しバンコクに赴任。バンコク・アジア地域事務所所長として難民問題などにとりくむ。87年、社会福祉活動家プラティープ・ウンソンタム女史と結婚。現在、シャンティ国際ボランティア会(旧称、曹洞宗国際ボランティア会)(SVA)事務局長
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