出版社内容情報
噺家が高座にあがるまでは,本来は演目は決まっていない.マクラを語るうちに客の反応を見きわめ,その場で最適・最高の噺を,客と共につくりあげる.だから同じ噺を何度聞いてもおかしい.この江戸以来の話芸はとても奥深い.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょーた
8
ショーペンハウエル曰く、笑いの本質とは、本人が思っていた事柄(概念)と、実際に生じた事柄(実在)との間に大きな「ズレ」が生じた時に笑いが生まれるという。フロイトは「笑い」を『機知(言葉で示す)・滑稽(行為で示す)・ユーモア(誇張表現)』の三つに分類している。落語は数年前から聴くようになったが、落ちの分類や落語家の歴史を知ることができたので、より一層楽しめそうだ。2014/01/10
じんべえざめ
6
○【書評】これまた子ども向けではない(笑)2020/09/16
むつの花
5
前々から落語に興味があった。マンガ『昭和元禄落語心中』を読み更に興味が深まる。本書を読み、落語の特徴・内容、歴史等広く知ることができた。小道具を使わず、上半身の身振りや目線、声だけで表現し、人を話の世界に引き込むって素晴らしい芸だな。興味はありつつも、まだ面白いと思う噺やお気に入りの噺家を見つけていない。実際に寄席に足を運んで色々聞いてみたいな。2017/08/28
二人娘の父
1
これは学術的新書。 #岩波ジュニア新書 想定読者は10代らしいが、いやいや。立派に学術書です。っていうかレベル高いっす。いずれにしても落語の起源から今日まで(と言っても20年前)を概括するには格好の新書。普通に岩波新書で出したらどうでしょうか?2020/01/31
kinupon
1
岩波ジュニア選書から出ています。岩波もやるね!2011/10/23
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