出版社内容情報
教科書にも必ずでてくる「質量保存の法則」や「ファラデーの法則」などは,現代化学の発展を支えてきた.多くの困難を乗り超えて確立されたこれらの基本法則のもつ意味を解説し,化学という学問のおもしろさに迫る.
内容説明
長い歴史をもつ化学は、現代の社会、わたしたちの生活に大きな影響力をもっている。その化学の発展を支えた数々の法則は、どのようにして発見されたのだろうか。当時の乏しい知識のなかで、さまざまな反論にもあいながら法則を確立してきた科学者たちの苦闘の跡をたどり、化学のおもしろさ、基礎の理解に迫る。
目次
1 質量保存の法則
2 ボイル‐シャルルの法則
3 ドルトンの原子説
4 アボガドロの分子説
5 ファラデーの法則
6 アレニウスの電離説
7 元素の周期律
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nagata
1
様々な化学の基本法則は、100年、200年にわたる、試行錯誤の積み重ねの上に成り立っているんだということがよくわかる。電離水溶液でのイオンの移動スピードなんて、試験に出るところだけを天下りに暗記しているだけでは絶対に発想できない。久しぶりに、中身の理解は抜きにして、楽しめた。2014/05/12
HIRO1970
1
☆☆☆2011/07/12
naoto
1
化学の各法則の、発見の歴史。身近に起こる現象を突き詰めて法則を導き出す、彼らの姿勢はすごいな。改めて、元素周期表ってすごいなと思う。2011/09/04
本命@ふまにたす
0
中高生向けに、化学史の流れを重視しつつ、化学の基本となる考え方を説明した一冊。コンパクトではあるが、やや詰め込み過ぎかな、という印象。2020/07/16