出版社内容情報
ダイオキシン汚染,地球温暖化の問題など,私たちの科学文明はいま大きな岐路に立たされている.われわれに未来はあるのか.今世紀の科学の発展の跡をたどり,将来への展望を考える,待望の新版.
内容説明
20世紀も終わりに近づいた現在、猛毒ダイオキシンや環境ホルモン、地球温暖化の問題など、私たちの科学文明は大きな曲がり角に立たされている。でも本来、科学の進歩の先には輝かしい未来が約束されていたはずではなかったか…。今世紀の科学の歩みを一年ごとにたどりつつ、21世紀に何をなすべきかを考える。
目次
1901―第一回ノーベル賞 田中正造、天皇に直訴
1902―元素の崩壊の系列
1903―ライト兄弟の飛行機
1904―真空管
1905―アインシュタインの三つの大論文
1906―ジュラルミン
1907―ツベルクリン反応
1908―分子は実在する アンモニア合成法
1909―モホロビチッチ不連続面 ベークライト
1910―オリザニン=ビタミンB1 タングステン電球〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naoto
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20世紀の、科学の進化ってすごいんだなぁ〜。19世紀の理科って、易しかったんだろうなぁ。2010/09/13
未来来
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1年につき2頁ずつ1901年から1997年までの代表的な科学の出来事を1、2個ずつ取り上げて紹介しています。他にその年を代表する研究・発見やノーベル賞(物、化、生・医)が左頁下に箇条書きにされています。科学的知見よりも、その発展がどのように積み重ねられ、どのような時代背景と関連していたのかという事に焦点が当てられています。20世紀の科学史をざっと見通せるのみならず、索引を利用してテーマを時代順に追う事も出来ます。《大学図書館》※2009年現在恐らく事実上の絶版中2009/08/06