岩波ジュニア新書<br> 孫に語り伝える「満州」

岩波ジュニア新書
孫に語り伝える「満州」

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  • サイズ 新書判/ページ数 215,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005002962
  • NDC分類 K916
  • Cコード C0221

出版社内容情報

日本の中国侵略と並行して,満州に渡った日本人開拓移民たち-.著者自身の苛酷な満州体験と,ジャーナリストとしての徹底した取材をもとに,「体に刻まれた歴史」を若い世代に心をこめて訴える.今なお悲劇の続く残留孤児問題,七三一部隊など,戦後50年をすぎた今こそ,戦争責任も含め,歴史の真実を見つめなければならない.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

37
戦前、戦中と今の中国東北地方に日本が作り出した満州国がありましたが、あまり、その事を自分自身知らなかったので、とても興味が出て読む事にしました。そこに子供時代に暮らしていた著者のリアルな記述は、非常に興味深く読めました。当時の暮らしぶりや、日本が戦争に負けた後の、満州での悲劇ぶりには私自身、とても驚かされました。本の後半には、中国残留孤児についても書かれていましたが、改めて戦争が起こると、庶民など弱い立場の人達は、とてつもない辛さを生き抜いたり、亡くなられたりされたんだなとまざまざと知らされました。2018/12/13

AICHAN

35
図書館本。私の母は幼少時を満州で過ごした。祖父が満鉄に勤めたためだ。私が幼少時、満州で暮らした思い出を母はよく語ってくれた。オンドルのある家屋、冬は天然のスケート場で中国人や朝鮮人とスケートをして遊んだこと。もっと詳しい話を知りたいと思っていたのに母は早くに亡くなってしまった。それでこの本を借りてみた。満州で少年時代を過ごした祖父が自分の孫に話して聞かせるような語り口で話は進む。しかし大陸情勢なども詳しく述べられていて、それが孫に伝えるような簡単な話ではなく、そこが違和感たっぷりだった。2018/12/22

わむう

14
「世界の果ての子供たち」を読んで満州開拓団に興味を持ち読みました。2016/05/14

びいの軽太

2
この本を読まずして、他国の戦争を語るなかれ2024/06/13

Riopapa

2
あまりにも重い歴史。現代の日本人は、戦時中や戦後のことを知らなすぎる。満州に150万人を超える人々が戦後、取り残されて、20万人を超える人々が亡くなったなんて。国家は国民を守ってはくれないのか。2011/12/13

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