岩波ジュニア新書<br> 地球人として生きる―市民による海外協力

岩波ジュニア新書
地球人として生きる―市民による海外協力

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  • サイズ 新書判/ページ数 193p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784005001668
  • NDC分類 K333
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ひとりの市民として,第三世界とかかわる.人々の笑顔に触れ,彼らに対して「日本」がなにをしているかを知る.そして君は気づく,援助という言い方に隠された鈍感さに.日本国際ボランティアセンター(JVC)メンバーによる現場報告を中心に,なにが本当の「協力」なのか,私たちになにができるのか,考える本.

内容説明

ひとりの市民として、第三世界とかかわる日本人の若者は多い。本書では、日本国際ボランティアセンターをはじめとするNGO(非政府組織)が国際協力のなかで果たしている役割を紹介し、現場報告をおりまぜながら、何がほんとうの「協力」なのか、私たちのすべきことは何か、考えていく。

目次

1 日本で生きるということ―「援助」という誤解(自分の町、自分の世界;「援助」とは何か―政府開発援助(ODA)の実態
市民協力の可能性―NGOとは何か)
2 第三世界の現場から―支えあう道をひらく(農村が生き返るために―タイ;自立をさまたげる暴力―フィリピン・ネグロス島;荒れはてた国土から―カンボジア ほか)
3 地球人として生きる―世界、そして私たち自身(日本人として生きるか、地球人として生きるか;日本と第三世界の現場で行動する;新しい可能性を求めて―未来とNGO)

著者等紹介

岩崎駿介[イワサキシュンスケ]
1937年生まれ。東京芸術大学建築科卒業。ガーナ国立大学で建築を教えたあと、ハーバード大学大学院で都市デザインを学ぶ。横浜市、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)などを経て、81年より日本国際ボランティアセンター代表。筑波大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mimichichi

1
1989年の本で、内容も古いのだけど、知らないことが沢山あった。世界各地にある南北問題にアプローチするNGOの手記が沢山あり、興味深かった。カンボジアのポルポト派などの歴史や、アパルトヘイト、先進国が資源を搾取することで、田畑が痩せ、森林を失い、飢餓に苦しむ地域が沢山ある。アジアやアフリカの歴史って、あまりにも知らない。1970〜80年代に様々なNGOが活動を活発化させたのがわかった。 今はどうなのかな、調べようと思った。2016/04/23

遥蕗瑠

0
日本国際ボランティアセンターをはじめとするNGO(非政府組織)が国際協力のなかで果たしている役割を紹介し、現場報告をおりまぜながら、何がほんとうの「協力」なのか、私たちのすべきことは何か、考えていく。

呼吸が清々しい太陽

0
中学の夏休みの課題で、環境問題についてというテーマで仕方なく買った本だったのに、なぜかその後10年以上持ち続けた本。発展途上国って言葉はこの本で初めて知ったんだったなあ

ケリー@根が違う

0
タイの北部で山を焼く。それは、トウモロコシを植え、豚などの家畜の餌用に日本等の先進国に輸出するため。こうやって、先進国は、遠くに住む人達の生活を支配し、環境を壊してしまっているんですね。2010/04/19

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