出版社内容情報
いまやコンピュータは,工場にも事務所にも,学校や家庭にまでもはいりこんできています.これからの社会で生きるには,コンピュータを知り,使いこなすことが必要です.コンピュータのしくみやはたらき,使い方,つくり方.コンピュータのできること,できないこと.コンピュータの歴史とこれからなど,やさしく解説します.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
59
25年前に書かれたとは感じさせない。コンピュータの基本的な原理について、やさしく説明。 ところどころ、紙テープ読み取り機のような、今では使われていない機器の名前が。言語としては、C++,JAVAをはじめとしたC言語派生の言語の記述はない。写真の磁気ディスク装置は縮尺が書かれていない。2.5インチだと思えば違和感はないかも。第4世代コンピュータ、人口知能に関する記述の中には違和感あり。これらの数点を除けば、今の小学生にも読ませたい。ゲームで遊ぶ側ではなく、ゲームを作る側に回らないと、飯が食えない、、、2008/02/23
kenitirokikuti
9
図書館除籍本である。1983年1月刊行。「7.どのように勉強していけばよいか」 副題にあるコンピュータの「読み書きソロバン」とは、読み:英文を読んで理解すること。書き:日本語の理科系の作文技術(複数通りの解釈の余地を生じさせないこと、など)。ソロバン:数学。〈現在の数学教育の主な流れは、代数学から解析学を通して、微分積分を学び、最終的に微分方程式を解析的に解くところまででひと段落〉。〈しかし、微分方程式の解析的解法を技法として必要とするのは、工学部の大部分の学科と、理学部の半分〉、他は経済など。ですよねー2021/12/09
脳疣沼
1
さすがに内容は古くなっているが、理論的な面(仕組み)の説明はまだ通用するかな?万能チューリング機械の話や、停止問題の話は、わりと具体的に、しかも分かりやすく説明されていると思う。しかし、私が読んだのが1刷りのやつだったためか、誤記と思われるところがある。p111で「(mに等しいか)mより小さくなったところで・・・」となっているのは「mより大きくなったところで・・・」の間違いでは?2014/10/04