出版社内容情報
四十五年前,沖縄は悲惨な戦場となり,日本軍は圧倒的な力をもつアメリカ軍によって,激戦の末に壊滅しました.その闘いでは,男女中学生も直接戦闘にかり出され,何十万もの住民が家を失うなどの苦しみを味わいました.この本は,そのときの状況をつぶさに伝えるとともに,沖縄の歴史と祖国復帰までの戦後の歩みを語ります.
内容説明
1945年、米軍の攻撃を受け悲惨な戦場となった沖縄。守備軍はもとより中学生、女学生までも戦闘にかり出され、多くの住民が戦火のなかを逃げまどいました。多くの人命を失った沖縄戦の実相をつぶさに描き、琉球王朝成立から戦後の本土復帰にいたる沖縄の歴史と人びとのくらしを語ります。沖縄への修学旅行にも役立つ一冊。
目次
1 ひめゆり学徒隊
2 戦争と沖縄(学童疎開船の悲劇;アメリカ軍の上陸まで ほか)
3 沖縄の歴史から(沖縄という島;琉球王朝の成立 ほか)
4 近代日本のなかの沖縄(廃藩置県と琉球処分;県政初期のころ ほか)
5 日本復帰まで(収容所の生活;戦後の混乱 ほか)
著者等紹介
池宮城秀意[イケミヤギシュウイ]
1907‐89年。沖縄に生まれる。1930年に早稲田大学文学部ドイツ文学科を卒業。『沖縄日報』の記者、沖縄県立図書館の司書を務めていたが、米軍の沖縄上陸直前の1945年2月、沖縄防衛隊に召集され、戦闘のなかで6月に捕虜となる。戦後は『うるま新報』の記者、編集局長、『琉球新報』の社長・会長を歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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James Hayashi
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