出版社内容情報
一九八八年九月の昭和天皇の病状悪化から「改元」にいたる百余日の出来事は,われわれに様々な問いを投げかける.日本列島を覆った「自粛」やマスメディアによる異様な報道を冷静に見すえつつ,昭和という時代をふり返り,天皇と戦争と,そして日本社会の特質や日本人の生き方を考える.知識人八氏の発言を収録.
内容説明
1988年9月の昭和天皇の病状悪化から「改元」にいたる百余日の出来事は、われわれに様々な問いを投げかける。日本列島を覆った「自粛」やマスメディアによる異様な報道を冷静に見すえつつ、昭和という時代をふり返り、天皇と戦争と、そして日本社会の特質や日本人の生き方を考える。知識人八氏の発言を収録。
目次
日本国憲法と「内なる天皇制」(奥平康弘)
ロンドンの2日間(井上ひさし)
天皇の国事行為に思う(高橋和之)
「天皇・マッカーサー会見」の検証(豊下楢彦)
天皇死去報道の思想―民衆にとって戦後の天皇制とは何だったのか(門奈直樹)
黒枠の中のブラウン管―検証・Xデーをめぐるテレビ報道(青木貞伸)
日本民族宗教としての天皇制―日常意識のなかの天皇制のモジュール(栗原彬)
積み残された負の遺産(井出孫六)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
15
昭和が平成に移り変わったあの頃、私が違和感を覚えた新聞やテレビ報道の正体はこういうことだったのか、とこの新書に書かれていることを読んで納得できた。四半世紀にわたる疑問が氷解しただけでも、私にとって読んだ価値はあった。2013/11/22
(ま)
1
昭和末のXデー騒動に対する玉石混淆の岩波的批評集 はて昭和は終わったのだろうか??2023/08/16
丰
0
Y-102000/03/23
円
0
昭和天皇の崩御について、マスコミや日本人、外国人の対応等を絡め論じた複数人による論文集。天皇と憲法の関係、戦争責任について具体に即しており入門書として分かりやすい。イギリスで王族が天皇の葬儀に行くかについて(英国人捕虜収容の関係から)激しい議論があったというのはかなり目から鱗。(アジアだけでなく)世界から見れば日本は戦前と同じ「皇帝」の統治下にある無神経な国なのだ。2009/01/28
まろーん
0
昭和天皇の病状悪化から市に至るまでの世間、メディアの反応について識者8人が書く。2005/05/01




