出版社内容情報
選挙結果は民意の反映と言われるが、ここにいう「民意」や「結果」の意味は曖昧である。これらの言葉の背景には何があるのか?一票の価値の較差が二倍にも三倍にもなるのを、なぜ、司法は許容しているのか? なぜ、衆院選では小選挙区と比例区と二つあるのか?選挙の仕組みと憲法の観点から「公正な代表」の姿を問う!
【目次】
序――民意を組織するプロジェクトへの挑戦
第一部 普通選挙という難問
第一章 民意とどう向き合うか
1 普通選挙の組織化
2 普選法の制定――制限つきの普通選挙
第二章 民主主義設計の原点 一九四五~一九五〇
1 戦後の民主化と選挙制度
2 新憲法と民主主義のデザイン
3 選挙制度の設計
第二部 安定から改革へ
第三章 小選挙区制 一九五〇~一九六〇年代
1 政権の安定から改憲論へ
2 小選挙区制と政党本位
3 政権交代のない民主政
4 議会政と小選挙区制
第四章 一票の重みの較差――選挙の歪み 一九六〇~一九七〇年代
1 投票価値の不均衡
2 拡大する投票価値の不均衡
3 一人一票への挑戦
4 はじめての違憲判断
第五章 選挙運動 一九七〇~一九八〇年代
1 選挙運動に対する厳しい規制
2 戸別訪問の禁止
3 隠れた壁、高額の供託金
4 政治とカネ
5 政党をどう位置づけるか
第三部 「政治改革」以後
第六章 政治改革と議会政の変容 一九九〇~二〇〇〇年代
1 政治改革
2 政治改革で何が変わったか
3 政治改革と議会政
4 強い参議院とねじれ国会
5 政治主導から官邸主導へ
第七章 よりよい選挙制度の模索 二〇一〇~現在
1 公正な代表と裁判所・国会
2 選挙権の拡大
3 自由な選挙運動
終 章 あるべき選挙制度、民主主義のかたち
1 一〇〇年後/八〇年後の情景
2 あるべき選挙制度、民主主義のかたち
参考文献
あとがき
内容説明
日本の政治は私の意思を反映しているのか?選挙結果は民意の反映と言われるが、区割りや定数配分によって票の多くは死票となり、投票価値の較差は二倍にも三倍にもなる。しかし、司法はこの不平等状態を許している。本書は、日本の選挙制度の歴史と法的問題を概観し、「公正な代表」とは何かを、読者と共に探る試みである。
目次
序―民意を組織するプロジェクトへの挑戦
第一部 普通選挙という難問(民意とどう向き合うか;民主主義設計の原点 一九四五~一九五〇)
第二部 安定から改革へ(小選挙区制 一九五〇~一九六〇年代;一票の重みの較差―選挙の歪み 一九六〇~一九七〇年代;選挙運動 一九七〇~一九八〇年代)
第三部 「政治改革」以後(政治改革と議会政の変容 一九九〇~二〇〇〇年代;よりよい選挙制度の模索 二〇一〇~現在)
終章 あるべき選挙制度、民主主義のかたち
著者等紹介
只野雅人[タダノマサヒト]
1964年生まれ。現在―専修大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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