岩波新書<br> 「共感」の思想史―ヒューム、スミスから現代へ

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電子版あり

岩波新書
「共感」の思想史―ヒューム、スミスから現代へ

  • 提携先に10冊在庫がございます。(2026年07月21日 12時57分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004321064
  • NDC分類 309.023
  • Cコード C0230

出版社内容情報

個人の自由は、エゴイズムと何が違うのか。人間は、いかにして公共的になりうるのか。暴力と権威主義が世界に満ちるとき、私たちは何度でもこの問いに答えなければならない。利己主義による腐敗を乗り越えるため、「共感」の可能性を深く追求した一八世紀イギリスの思想的格闘を読み解き、現代の危機に向きあう視座を探る。


【目次】

序 章 「エゴイスト」の思想史を超えて――本書のねらい

第一章 「利己心」対「利他心」――文明社会と「共感」
 第1節 「共感」論争のはじまり
 第2節 「利己心」論争の展開
 第3節 フランシス・ハチソン

第二章 「共感」から「正義」へ――デイヴィッド・ヒューム
 第1節 哲学と実践の統一――経験主義への道
 第2節 「道徳感覚」のジレンマ
 第3節 「徳」の本質と起源
 第4節 「公益」への「共感」とは何か

第三章 「共感」の再発見――アダム・スミスの出発
 第1節 「劇場」から「市場」へ――「観察者」と「行為者」
 第2節 「共感の喜び」と道徳判断
 第3節 文明社会における「利己心」と「共感」
 第4節 野心・虚栄心・共感――市場経済の両義性

第四章 「共感」から「祖国愛」へ――アダム・スミスの革新
 第1節 「共感」と「正義」――法と道徳の緊張
 第2節 この世の不条理をどう受け入れるか――宗教と迷信
 第3節 真の「徳」とは何か
 第4節 「共感」から「祖国愛」へ

終 章 「共感」論と現代

 参考文献
 あとがき

内容説明

〈弱肉強食の世界〉の超えかた。300年前から届く、リアルな言葉たち。

目次

序章 「エゴイスト」の思想史を超えて―本書のねらい
第一章 「利己心」対「利他心」―文明社会と「共感」
第二章 「共感」から「正義」へ―デイヴィッド・ヒューム
第三章 「共感」の再発見―アダム・スミスの出発
第四章 「共感」から「祖国愛」へ―アダム・スミスの革新
終章 「共感」論と現代

著者等紹介

坂本達哉[サカモトタツヤ]
1955年東京生まれ。1979年慶應義塾大学経済学部卒業。1996年同教授。2019年より慶應義塾大学名誉教授。2019年より2024年まで早稲田大学政治経済学術院教授。博士(経済学)。1996年サントリー学芸賞受賞。2001年日本学士院賞受賞。専攻―社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

14
岩波新書にしてはかなり専門的な議論という印象がある。ついていけなかった部分が多かった。個人の利己的な利益追求が結果的に社会全体を発展させるというホモ・エコノミクス的な思想が、近代以降の主流だったが、本書はその裏にある「共感」の思想史を紐解いていく。そのため、ホッブズや、ルソーなど馴染みの名前も出てくるが、スコットランド中心(ヒューム、アダム・スミス)で歴史が語られるので、慣れていないこともあり脱落気味。2026/06/25

yukihirocks

7
何と言っても「共感」は誰にとっても身近なトピックだと思うので、広くお勧めできる一冊。それと、ちょうどアダム・スミスに挑戦するべく『道徳感情論』を読み終えた自分にはタイムリーな一冊だった。各時代の「共感」概念がどのように捉えられてきたのか、その継承点と相違点を学ぶことができる。個人的に面白かったのはやはりヒュームとスミスの対比。両者ともにイギリス経験論的で類似しているのだが、それでも明確に異なる点があり、その「”どこに”共感しているか?」という原理的なメカニズムの違いによって、全く視野が広がるのが面白い。2026/05/28

フクロウ

3
最初、かなり読みづらかったので投げそうになった。学者とかの名前が特に分野に詳しくない人間にとってはとっちらかりすぎな気がする。ヒューム、スミスとまとまった著述部分になってくると飲み込めるようになった。“Adam Smith's First Amendmet”というようなタイトルの論文が出されるくらいアメリカでも新自由主義者の祖先として雑言及されるアダム・スミスだが、別に自由放任主義を全面的に支持していたわけではない。共感による制約を、それも望ましくない慣習的共感ではなく望ましい自然的共感を考えていた。2026/06/29

pppともろー

3
きな臭い現代だからこそ「共感」が求められる。「真の祖国愛」と「歪んだ愛国心」。国旗損壊罪を考えると……2026/06/27

キャラ

2
自由、利益の最大を求める人の本性は抗えない。死から免れること、皆がそうした性をもつことを基底に据えることからはじめ、そんなあたりまえが共感されるからこそ、最低限以上の親切心や好意が交わされ相互承認される。ただ、金銭、気持ちの余裕がないことから、寛大さが制限されている状態が多いとヒュームは言う。彼によれば、普遍的に認められる徳と、言語や地域で異なる徳の質の違いがある。自然に統合されている親切心などの徳と、公共の利益を守るための法などの人為的な正義は、生成段階に違いがあるだけで、共に人間の本質の同軸上にある。2026/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23281822
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。