出版社内容情報
世界で今も戦争が続くなか、日本でも有事の可能性が盛んに論じられている。もし日本が武力攻撃を受けた場合、平穏な日常はどうなるのか。緊急事態に国は私たちを守ってくれるのだろうか。命と暮らしを取り巻く法制度と、戦争がもたらしてきた被害をリアリズムに即して描き出し、今を生きる私たちの現実認識を鋭く問い直す。
【目次】
内容説明
世界で今も戦争が続くなか、日本でも有事の可能性が盛んに論じられている。もし日本が武力攻撃を受けた場合、私たちの日常はどうなるのか。国は私たちを守ってくれるのだろうか。緊急事態に関するさまざまな法制度、そして戦争がもたらす被害をリアリズムに即して見つめ直し、今を生きる私たちの現実認識を鋭く問い直す。
目次
序章 有事とは何か
第1章 「もしも」のための法制度―災害法制と国民保護法制
第2章 もし、戦争が起きたら
第3章 核がもたらすもの―原発事故・原爆投下の時
第4章 戦争についての法律とは
第5章 戦争のとき、国は何を守るのか
第6章 憲法改正と緊急事態条項
著者等紹介
永井幸寿[ナガイコウジュ]
1955年生まれ。弁護士。日本弁護士連合会災害復興支援委員会委員長、関西学院大学災害復興制度研究所客員研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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どら猫さとっち
16
戦後から今年で80年。これからも平和でいられたらいいが、どうなるかわからない。戦争でいちばん奪われ犠牲になるのは、人々の暮らしであり、生命である。そんなとき、法律は守ってくれるのか、その保障はあるのか。法制度から読み解く戦争と平和についてが、ここにある。思えば集団的自衛権が閣議決定したのは、11年もの前。戦争ができる国といわれたその頃は、本当に不安だったが、今のほうがより戦争の色が濃く見えるのは、皮肉なことだ。2025/09/03
sk
6
戦争があったら法制度は守ってくれない2025/07/19
oooともろー
5
緊急事態(災害・戦争・感染症など)で国民を守る法的な根拠について。自衛隊が守るのは国家であり国民ではない。過去の事例から、日本の憲法に緊急事態要項を入れることはとても危険。2025/09/26
manabukimoto
4
戦争の時代、「法」は戦争をどう捉え、私たちの命を守る存在になるのか? 読み終えて思う。戦争において守られる、尊重されるものは「国家」という体制であり、私たち一人ひとりの「国民」ではないということ。第二次大戦末期の沖縄戦が明らかにするように日本軍兵士と同数の住民が死んでる。軍隊は「国家」を守るが、国民の命や暮らしは守らない。 戦後締結のジュネーブ条約でも文民保護なんて戦争が起こればウクライナでもパレスティナでも完無視。 有事に備える法より、戦争に近付かない為政者選びが大切と実感。 神奈川県立図書館蔵書 2025/09/23
Go Extreme
1
https://claude.ai/public/artifacts/8fea0936-0121-45e2-8e13-f553c9c8cb11 2025/07/06




