岩波新書<br> アメリカ・イン・ジャパン―ハーバード講義録

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アメリカ・イン・ジャパン―ハーバード講義録

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320487
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C0236

出版社内容情報

一八五四年、日本人に映る世界の見え方は一八〇度転換した。アメリカ人はこれを「ペリー提督の遠征」というが、私たちは「黒船来航」と呼んだ。同様に一九四五年の米軍がおこなった「空爆」を、日本人は「空襲」と呼ぶ。さまざまな出来事や事象を、日本、アメリカそれぞれのまなざしの下にとらえ「日本の中のアメリカ」に迫る。

内容説明

黒船来航、敗戦と占領、アメリカンカルチャー。近代日本人の「アメリカ」との出会いを貫通してきたものがある。それは、何か。西部へ、太平洋へと拡張し続けたアメリカの歴史から説き起こし、日本人のアメリカとの出会いを全く新しい視座から逆照射する。ハーバード大学で行われた講義の記録にして、著者アメリカ論の集大成。

目次

イントロダクション アメリカ・イン・ジャパン―非対称的なクラインの壷
第1講 ペリーの「遠征」と黒船の「来航」―転位する日本列島
第2講 捕鯨船と漂流者たち―太平洋というコンタクトゾーン
第3講 宣教師と教育の近代―アメリカン・ボードと明治日本
第4講 反転するアメリカニズム―モダンガールとスクリーン上の自己
第5講 空爆する者 空爆される者―野蛮人どもを殺戮する
第6講 マッカーサーと天皇―占領というパフォーマンス
第7講 アトムズ・フォー・ドリーム―被爆国日本に“核”の光を
第8講 基地から滲みだすアメリカ―コンタクトゾーンとしての軍都
第9講 アメリカに包まれた日常―星条旗・自由の女神・ディズニーランド

著者等紹介

吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年東京都生まれ。1987年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在―東京大学名誉教授。國學院大學観光まちづくり学部教授。専攻―社会学・文化研究・メディア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ta_chanko

22
ユーラシア東端の国から、太平洋を挟んでアメリカと向かい合う国へ。黒船来航以来、日本の目指す国家像は大きく変化。古くは隋唐帝国への憧れから、アメリカへの憧れへ。明治維新以降、現在に至るまで西欧化というよりもアメリカ化が進展。一方のアメリカは、西漸運動の延長として日本に到達。先住民・ハワイ・フィリピンを征服し、捕鯨および対中国貿易の拠点として日本へ。原爆投下も先住民虐殺と同じ文脈か?互いの思惑が交差しながら、日本のアメリカ化が進んでいく。その象徴はディズニーランド。もはや日本全体が戯画化されたお伽の国?2025/05/08

風に吹かれて

18
 大西洋を渡って北米大陸にやってきてイギリスから独立したアメリカ人は西漸して大陸を制覇。土地を所有するという観念なしで生活していた先住民を排除(含殺戮)し土地に対する所有権を主張した。西漸主義の眼は太平洋に向く。黒船来航、敗戦と占領、アメリカンカルチャー…。  占領期の米軍駐留による米兵やその家族の居住、彼らのため風俗や商業施設などが今につながる「街」になっていく。反米軍感情が高まると本土からアメリカが統治していた沖縄のさらなる軍事基地化が進められる。 →2025/05/13

花男

16
黒船来航、太平洋戦争、敗戦、GHQによる占領、日米安保条約、現在に至るまでやはりアメリカという国を我々自分たちは把握しきれてないように思うし、無理なのかもしれない。。もともと国ではないし、移民、独立も経験してない日本人には感覚が違いすぎる。 2025/05/02

とも

14
ハーバード大での講義の記録、アメリカの学生に説く日本の中のアメリカ。ペリー、ジョン万次郎、マッカーサーなどなど。外から見た彼らの姿は新鮮に感じた。2025/01/30

TI

7
日本とアメリカの関係、関わりをペリー来航から現代までをいくつかの章にわけて書かれている。 戦前から市民生活にアメリカの影響が大きかったようだ。 そう深く考えずに軽く読んでも読みやすく面白い。2025/03/04

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