岩波新書<br> 罪を犯した人々を支える―刑事司法と福祉のはざまで

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岩波新書
罪を犯した人々を支える―刑事司法と福祉のはざまで

  • 藤原 正範【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320142
  • NDC分類 326.56
  • Cコード C0236

出版社内容情報

一度罪を犯した人々のなかには同じ過ちを繰り返してしまうケースが多い。しかし裁判傍聴から見えてきたのは、「凶悪な犯罪者」からはほど遠い、社会復帰のために支援を必要とする姿だった。にもかかわらず司法と福祉の溝は深い。この課題と社会はどう向き合うのか。家裁調査官として少年犯罪と向き合ってきた著者が考察する。

内容説明

一度罪を犯した人々のなかには同じ過ちを繰り返してしまうケースが多い。裁判傍聴を通して見えてきたのは、「凶悪な犯罪者」からはほど遠い、社会復帰のために支援を必要とする姿だった。にもかかわらず司法と福祉の溝は深い。この課題と社会はどう向き合うのか。家裁調査官として少年犯罪と関わってきた著者が考察する。

目次

序章 刑事司法で「対話」は可能か
第1章 罪を犯した人たちのリアル―刑事裁判から見えてくるもの
第2章 司法と「罪を犯した人」―刑事司法手続きの全体像
第3章 社会の中の「犯罪者」
第4章 社会福祉士が刑事裁判を支援する
終章 社会の責任として

著者等紹介

藤原正範[フジワラマサノリ]
1954年、岡山県生まれ。1977年、岡山大学教育学部卒業。2005年まで家庭裁判所調査官を務める。神戸家庭裁判所姫路支部主任調査官を最後に退職。2005年から2020年まで鈴鹿医療科学大学准教授・教授。2008年、日本福祉大学大学院社会福祉学研究科修了、博士(社会福祉学)。2019年、社会福祉士資格取得。現在―日本福祉大学ソーシャルインクルージョン研究センター・研究フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おやぶたんぐ

7
刑事裁判の目的は、検察官が起訴した内容が間違いないのか(事実認定)、間違いないとなった場合にその責任をどのように取らせるか(量刑)ということにある。被告人が更生するか否かは、飽くまで量刑判断に伴う副次的な考慮事項でしかない。しかしながら、副次的とはいっても、およそ蔑ろにしてよいものでないことは当然であり、可能な限り配慮すべきだろう。本書が取り上げる社会福祉士(精神保健福祉士等々も)の手続への関与は、その配慮の一つとして、積極的に評価されるべきではなかろうか。2024/06/03

てくてく

6
司法福祉の第一人者と言っても良い著者による、刑事司法に福祉の視点や支援が必要なことを考えさせる一冊。比較的軽微な犯罪を取り扱う刑事事件の傍聴を通じて、従来の刑事司法では不足している当事者への配慮や、罪を犯した高齢者・外国人・大人の支援に恵まれなかった若者がその後再び社会で生活するためには地域社会において彼らを気にかけたり、支えたりする人が必要であることを指摘している。入口・出口支援における福祉の重要性は理解されつつあり、今後の発展を期待したい。2024/05/10

TOMTOM

6
刑事司法の場にやってくる人のうち、福祉につなげるべき人が多いという筆者の実感からスタートの著。前半は、現在の司法制度の流れや刑法犯の具体的な数字。そのなかやはり境界線知能以下の人や最近は孤立する高齢者が増えている現状。裁判で、福祉支援者による詳細な復帰プラン提出したり、裁判の場に社会福祉士が立ち会ったりと、さまざまな取り組みが始まっている地域もあるとのこと。地域に居場所があるかどうかで再犯率が大きく異なることも証明されつつある中で、司法と福祉の連携をさらに深化させていくのか、今後の先行きに期待したいです。2024/05/05

sk

5
福祉を必要とする人たちが犯罪に追い込まれている2025/04/08

すのさん

5
刑事司法はその人を罰する役割に目が向いてしまうが、執行を終えた人の社会復帰への架け橋となる役割も非常に重要であり、かつこの分野には特に福祉・医療・教育の果たす役割が大きい。システマチックな印象のある司法だが、福祉が被告人、弁護士と伴走して被告人の裁判を支援する動きがあるということも今回初めて知った。高齢、知的障害者、貧困層の犯罪者も一定存在し、これらの層がこぼれ落ちずに社会復帰できる社会を作り上げること、そのために福祉のニーズは高まっている。2025/01/26

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