岩波新書<br> 親密な手紙

個数:
電子版価格
¥968
  • 電子版あり

岩波新書
親密な手紙

  • ウェブストアに277冊在庫がございます。(2025年05月10日 07時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319931
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「窮境を自分に乗り超えさせてくれる「親密な手紙」を、確かに書物にこそ見出して来たのだった」。渡辺一夫、サイード、武満徹、オーデン、井上ひさしなどを思い出とともに語る魅力的な読書案内。自身の作品とともに日常の様々なできごとを描き、初めて大江作品に出会う人への誘いにもなっている。『図書』好評連載。

内容説明

「窮境を自分に乗り超えさせてくれる「親密な手紙」を、確かに書物にこそ見出して来たのだった」。渡辺一夫、サイード、井上ひさし、オーデンなどを語る魅力的な読書案内。自身の作品とともに日常の様々なできごとを描き、初めて大江作品に出会う人への誘いにもなっている。『図書』好評連載を収録した、未来に向けての一冊。

目次

1章(不思議な少年;困難な時のための ほか)
2章(バロックのブクブク;愛をとりあげられない ほか)
3章(様ざまな影響;茫然たる自分の肖像 ほか)
4章(不確かな物語;もぐらが頭を出す ほか)

著者等紹介

大江健三郎[オオエケンザブロウ]
1935年愛媛県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。58年『飼育』で芥川賞受賞。『万延元年のフットボール』(谷崎潤一郎賞)、『「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち』(読売文学賞)など受賞多数。1994年にノーベル文学賞受賞。2004年、井上ひさし氏、加藤周一氏らとともに「九条の会」の呼びかけ人になる。2023年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

75
短いエピソードだが読み終えて、内容のレベルの高さに撃沈・・・・大江作品も読んだことがないし、文学のこともすっからかんにわからない私は恥ずかしい思い。読み直してみたい。図書館本2024/03/05

kaoru

73
『図書』に2010~13年まで連載された「親密な手紙」をまとめた一冊。武満徹、義兄の伊丹十三、大岡昇平、恩師渡辺一夫、安部公房、E.サイードとの様々な交流が語られるかと思えば郷里の村のノリウツギが咲く山の斜面がゴルフ場建設のため削られたエピソードが登場する。グローヴ・プレス社の社主バーニー・ロセットが大江氏の英訳出版を後押ししてくれたことや東大の同級生で後にサルトルの研究家となった海老坂武氏の逸話も興味深い。そして大江氏の人生をある意味では決定づけた長男の光さんの存在。静謐な音楽のようにこちらの心に→2023/10/27

スプーン

36
自然体の、特異たる文体に表れる知性。 知性が静寂と豊かさ、深さを伴う事を教へられた。2024/05/14

33
人生において、入り込んでしまう窮境を、そのたび乗り越えさせてくれる「親密な手紙」。サイード、渡辺一夫をはじめ、作家仲間、友人、母、息子、妻まで、さまざまな人物が登場するエッセイだが、全体をつらぬく静謐さ、深さは、晩年の仕事にとりかかった大江の老境ならではであろう。2024/02/29

くまさん

29
「きみが今も持っている大切な本で、買った日付が一番古いものは何?」少し思い出すのに時間はかかるけれども、この文庫です、と答えられる。手紙は現在の読み手に宛てられている。著者の本と勉強と家族とをめぐる回想、狂気や希望や晩年についての言葉が、窮境に陥りそうになる自分を鼓舞してくれる。まずは読むことに徹すること、そしてしっかり生きましょう!と。「「狂気」によつてなされた事業は、必ず荒廃と犠牲を伴います」(渡辺一夫)。座右の言葉としたい。2024/03/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21585000
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品