出版社内容情報
今日のコンクールのように、19世紀後半、芸術家たちはサロンから世へ出て行った。そしてサロンは、音楽と文学、絵画などジャンルを超えた若い芸術家たちが才能を響かせ合い新しい芸術を創造する舞台でもあった。ショパン、フォーレ、ドビュッシー、サティ、コクトー……。パリを舞台に若い芸術家たちの交流を描く。
内容説明
新しい芸術はサロンで生まれた!リヒャルト・シュトラウスやマーラーを支援したグレフュール伯爵夫人、ロシア・バレエ団を支援したミシア・セールとココ・シャネル、サティに『ソクラテス』を書かせたポリニャック大公妃、コクトーとピカソとサティによる『パラード』の生みの親ヴァランティーヌ・グロス…
目次
団扇と婦人
シャルル・クロ
ニコレ街一四番地
ポーリーヌ・ヴィアルド
ガブリエル・フォーレとサロン
ドビュッシーとサロン
サン=マルソー夫人
オギュスタ・オルメスとジュディット・ゴーティエ
ポリニャック大公妃
グレフュール伯爵夫人
ルメール夫人とプルースト
六人組誕生
ジャーヌ・バトリ
旧時代と新時代のメセナ ココ・シャネルとミシア・セール
ヴァランティーヌ・グロス
サティとマン・レイとダダイスム
著者等紹介
青柳いづみこ[アオヤギイズミコ]
1950年、東京都生まれ。ピアニスト、文筆家。フランス国立マルセイユ音楽院卒業。東京芸術大学博士課程修了。1990年、文化庁芸術祭賞受賞。99年『翼のはえた指』で吉田秀和賞受賞、2001年『青柳瑞穂の生涯』で日本エッセイストクラブ賞受賞、19年『六本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞受賞。日本ショパン協会理事、日本演奏連盟理事、大阪音楽大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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