岩波新書<br> パリの音楽サロン―ベルエポックから狂乱の時代まで

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岩波新書
パリの音楽サロン―ベルエポックから狂乱の時代まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319825
  • NDC分類 762.35
  • Cコード C0236

出版社内容情報

今日のコンクールのように、19世紀後半、芸術家たちはサロンから世へ出て行った。そしてサロンは、音楽と文学、絵画などジャンルを超えた若い芸術家たちが才能を響かせ合い新しい芸術を創造する舞台でもあった。ショパン、フォーレ、ドビュッシー、サティ、コクトー……。パリを舞台に若い芸術家たちの交流を描く。

内容説明

新しい芸術はサロンで生まれた!リヒャルト・シュトラウスやマーラーを支援したグレフュール伯爵夫人、ロシア・バレエ団を支援したミシア・セールとココ・シャネル、サティに『ソクラテス』を書かせたポリニャック大公妃、コクトーとピカソとサティによる『パラード』の生みの親ヴァランティーヌ・グロス…

目次

団扇と婦人
シャルル・クロ
ニコレ街一四番地
ポーリーヌ・ヴィアルド
ガブリエル・フォーレとサロン
ドビュッシーとサロン
サン=マルソー夫人
オギュスタ・オルメスとジュディット・ゴーティエ
ポリニャック大公妃
グレフュール伯爵夫人
ルメール夫人とプルースト
六人組誕生
ジャーヌ・バトリ
旧時代と新時代のメセナ ココ・シャネルとミシア・セール
ヴァランティーヌ・グロス
サティとマン・レイとダダイスム

著者等紹介

青柳いづみこ[アオヤギイズミコ]
1950年、東京都生まれ。ピアニスト、文筆家。フランス国立マルセイユ音楽院卒業。東京芸術大学博士課程修了。1990年、文化庁芸術祭賞受賞。99年『翼のはえた指』で吉田秀和賞受賞、2001年『青柳瑞穂の生涯』で日本エッセイストクラブ賞受賞、19年『六本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞受賞。日本ショパン協会理事、日本演奏連盟理事、大阪音楽大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Isamash

26
ピアニスト・文筆家の青柳いづみこ2023出版著作。作曲家たちが主役と期待して読んだが、実はパリの音楽サロンの女主人たちが主人公であった。登場する音楽家はショパン、サン=サーンス、ロッシーニ、ワーグナー,リスト、エリック・サティ、ラヴェル、クロード・ドビュッシーなど。サロンには他分野芸術家も多く出入りし、詩人アルチュール・ランボー、詩人/劇作家/映画監督ジャン・コクトー、女流作家ジョルジュサンド、露作家ツルゲーネフ、詩人・小説家ヴィクトル・ユゴー、小説家マルセル・ブルースト、デザイナーココシャネル等煌びやか2024/03/13

ろべると

12
パリがもっとも輝いた時代、19世紀末からベル・エポックの社交界やサロンでは音楽家、詩人、画家などさまざまな芸術家が集い、交歓とともに新たな芸術の花を咲かせていた。ショパンやリスト、ワーグナーなどもパリで一世を風靡したのだ。そうしたサロンを主宰するのは、貴族階級でなくても受け継いだ資産をもち、芸術の才能にあふれるパトロンの女性たち。ワーグナー党のフォーレを支援してバイロイトに行かせたんだって、びっくり。ピアニストで文筆家の著者もそうした家の生まれであり、日本であればこうした社会で活躍する女性だったのだろう。2023/09/26

Wataru Hoshii

8
1860年代から1920年代まで、芸術誕生の場所となってきた様々なパリのサロンとその女主人を時代を追って紹介していく本。音楽サロンと題されているが、実際には音楽家、作家、詩人、画家などあらゆる才能が集まっていたわけで、他のジャンルとの交錯もこのサロンという場で起きていたことがわかる(歌曲における作曲家と詩人とか)。フランス近代音楽を理解する上で、このサロンという具体的な場を知ることは重要なのだと改めて感じた。そして貴族からブルジョワ、さらに労働者階級のgoûtへとサロンと芸術が変化していくのも重要な指摘。2023/11/17

nnnともろー

7
複雑な人物関係がなかなか頭に入らず。それでも煌めく芸術家たち。サロンを開催していた夫人たちの影響力を再確認できた。2024/01/05

takakomama

6
19世紀から20世紀初頭のパリでは、夫人たちが主催するサロンに綺羅星のごとく、作家や音楽家が集い、自作を披露していました。審美眼の確かなサロンの女主人が、芸術家を知人に紹介する、出会いの場。世に出るためには人脈も大事です。2023/09/06

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