出版社内容情報
名作はどのように生まれたのだろうか? 本書は、西洋絵画の本質について一歩進んで理解したいとする人びとの願いに応えて執筆された、西洋美術鑑賞の手引きである。一枚の絵に隠された芸術家の意図、精神性を探りながら歴史を一望する。Ⅰ巻では、油彩画の誕生からマネまで、一五人の画家と一五の名画を丁寧に解説する。
内容説明
本書は、西洋絵画の本質を一歩進んで理解したいと欲する人びとの願いに応えて執筆された西洋美術鑑賞の手引きである。隠された意図や意味を探りながら、十五点の代表的名画を読み解いていく。第1巻は、ルネサンスから十九世紀まで。絵画を楽しむ基本をわかりやすく示すだけではなく、読むたびに新しい発見をもたらす一冊。
目次
1 ファン・アイク「アルノルフィニ夫妻の肖像」―徹底した写実主義
2 ボッティチェルリ「春」―神話的幻想の装飾美
3 レオナルド「聖アンナと聖母子」―天上の微笑
4 ラファエルロ「小椅子の聖母」―完璧な構成
5 デューラー「メレンコリア・1」―光と闇の世界
6 ベラスケス「宮廷の侍女たち」―筆触の魔術
7 レンブラント「フローラ」―明暗のなかの女神
8 プーサン「サビニの女たちの掠奪」―ダイナミックな群像
9 フェルメール「絵画芸術」―象徴的室内空間
10 ワトー「シテール島の巡礼」―描かれた演劇世界
11 ゴヤ「裸体のマハ」―夢と現実の官能美
12 ドラクロワ「アルジェの女たち」―輝く色彩
13 ターナー「国会議事堂の火災」―火と水と空気
14 クールベ「画家のアトリエ」―社会のなかの芸術家
15 マネ「オランピア」―近代への序曲
著者等紹介
高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932(昭和7)年、東京に生まれる。53年、東京大学教養学部卒業、同大学大学院で美術史を専攻。54‐59年、パリ大学附属美術研究所で近代美術史を専攻。国立西洋美術館主任研究官、文部技官などを経て、79年、東京大学教授。92年、国立西洋美術館館長(‐2000年)。現在、大原美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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