出版社内容情報
誰にも等しく訪れる一日という時間を、見ぬ世の人々はいかに過ごしていたのだろう。暁の別れを描いた『源氏物語』。白昼堂々と跋扈する不気味な強盗。夕暮れに感じる人の命のはかなさ。月や夜景を愛でるこころ。──古典文学のなかの「とき」に眼を凝らし、そこに息づく人々の生きざまや感性を活写する。時を駆ける古典入門!
内容説明
誰にも等しく訪れる一日という時間を、見ぬ世の人々はいかに過ごしていたのだろう。暁の別れを描いた『源氏物語』。白昼堂々と跋扈する不気味な強盗。夕暮れに感じる人の命のはかなさ。月や夜景を愛でるこころ。―古典文学のなかの「とき」に眼を凝らし、そこに息づく人々の生と感性を活写する。時を駆ける古典入門!
目次
1 あさ(鶏が鳴く;暁の別れ ほか)
2 ひる(昼食の風景;昼寝の姫君 ほか)
3 ゆう(夕日を観る;彼は誰そ時 ほか)
4 よる(葬送の夜;月の顔を見るなかれ ほか)
5 まよなか(火影が映し出すもの;離魂病と飛ぶもの ほか)
著者等紹介
田中貴子[タナカタカコ]
1960年、京都府生まれ。1988年、広島大学大学院文学研究科修了。博士(日本文学)。京都精華大学助教授などを経て、甲南大学文学部教授。専攻、日本中世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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