岩波新書<br> 迫りくる核リスク―“核抑止”を解体する

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岩波新書
迫りくる核リスク―“核抑止”を解体する

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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319467
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ウクライナ侵攻以降、核兵器が使用されるかもしれないというリスクが急激に高まり、このリスクはアジアにも迫ってきている。核保有が核を使用しないことになるという〈核抑止〉が長年言われてきたが、著者はその現実を一つ一つ明らかにし〈核抑止〉を解体する。そして未来のために、今何をすべきなのかを提言する。

内容説明

ウクライナ侵攻以後、核兵器が使用されるリスクが急激に高まっており、そのリスクはアジアにも迫ってきている。核の保有が核の使用を防ぐという“核抑止”は、頼みになるものなのか。著者はその実態を歴史と現状の分析から明らかにして、“核抑止”を解体する。核軍縮の未来も展望し、“核抑止”脱却に向けた政策を提言。

目次

第1部 ウクラナイ危機のインパクト(「核による恫喝」があぶりだしたもの;核不拡散条約と核兵器禁止条約)
第2部 核抑止に潜む巨大リスク(グローバル巨大リスク;常在する偶発的な核戦争のリスク ほか)
第3部 核抑止を解体する(核抑止の限界と脆弱性;核抑止での日本の役割)
第4部 新たな安全保障へ(ポスト核抑止への戦略;「人新世」で核兵器を淘汰する)

著者等紹介

吉田文彦[ヨシダフミヒコ]
1955年京都市生まれ。東京大学文学部卒業、朝日新聞社入社。ワシントン特派員、ブリュッセル支局長などを経て、2000年より論説委員、論説副主幹。その後、国際基督教大学(ICU)客員教授、米国のカーネギー国際平和財団客員研究員などを経て、2019年から長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)センター長・教授。2018年から国際学術誌『Journal for Peace and Nuclear Disarmament』(Taylor & Francis)の創刊編集長。大阪大学にて博士号(国際公共政策)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

48
核兵器禁止条約で、「すべての人類の安全保障」とは、核兵器が継続して存在することがもたらす危機に留意し、また、これらの危険が全ての人の人類の安全保障に関わること及び全ての国があらゆる核兵器の使用を防止するための責任を共有することを強調(54頁)。人新世:人類にとって大きな転機となるべきこの時代が直面する問題の規模、問題どうしのつながりなどを、より高い解像度で俯瞰する力量も身につけていける(210頁)。AIが誤った判断で戦争を起こさないでほしい。人間が制御できる戦争であるならば。日本被団協の意義が高まる。2024/12/21

6
核兵器禁止条約について知らないことが多々あり、NPTの位置付けや、核抑止依存の危うさなど、大変勉強になった。ただ、後半の代替案については、なかなか説得力というかリアリティがあるように思えず、現状を変えることの難しさを感じる。2023/06/13

乱読家 護る会支持!

4
①〈核抑止〉を理由にして日本が核兵器を持つと、新興国も核兵器を持つようになり、偶発的核使用リスクが増える。 ②核のリスクは核兵器が存在するからである。だから核兵器は廃絶せねばならない。 と主張されています(笑)。 ①は、日本が核兵器を持とうが持たまいが、核兵器は新興国に拡散していく。 ②については、「自動車は危ないから廃絶せよ」「カッターナイフは危ないから廃絶せよ」と言っているのと同じである。戦争がない社会を目指すのは必要なことだが、核兵器を持つことのメリットが存在する以上は、核兵器は無くならない。2023/03/07

サブロウ

3
「人新世」の時代に必要な核廃絶のために、地球規模での市民一人一人の取り組みが必要だ。と、あまり変わり映えのない主張だが、空論とまでは断ずることのできないほどに、具体的な事例・考え方が書いてあって、思いの外読み応えはある。ただ核廃絶アプローチはとても難しい。2023/01/04

お抹茶

2
ざっと読んだだけでは,著者の主張を逃してしまう。核廃絶はとかく理想論として一蹴されそうになるが,核抑止論の危うさを歴史の事実から指摘していくので,説得力が出ている。印象的だったのは,有名なキューバ危機以外にも,偶発的な核戦争が起こりそうな危機は今までに何回かあったということ。情報不足や警戒レーダーの誤作動によって核戦争が発生するリスクは常在する。2023/03/09

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